母のタイムスリップ日記
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2006年04月03日(月) 認定調査…


今日は 利用者さんの認定調査の日。
訪問日を調査日にした理由が何となくわかった。
ご家族が掴みきれて居ない面のフォローの役目があったのだ。

これまで 利用者さんの認定調査に立ち会った事はない。
その上 介護保険改正後の調査。
これまでと大分様変わりしたと感じた。

利用者さんから伺った調査の時間が30分違っていた。
だから 訪問前に ベットからの起き上がりの様子等を見られた後だった。
立会いは ご家族と利用者さんの妹さん。
調査の方を加えると3人に囲まれた形。

しかし ご本人の居られる前であれこれお話する様子にいたたまれない気持ちになった。
調査が認知症に関る部分では特にそう感じた。
調査員は 必要な事を伺って行くのだから職務をきちんと遂行なさっているし手落ちはない。
本人確認も大事な事だ。
そう判っていても 次第に追い込まれていく利用者さんが この後お1人になった時にどういう気持ちになられるか…気がかりになった。

ご家族の話の中から 認知症に関する部分の特記事項はなかった。
が 心配していた事が調査によって明らかになった。

それは お薬の事。
調査員の方が服用している薬の事を伺った時。
利用者さんは「朝1回 3錠のワーファリンを…」と言われたのだ。
一同ギョッとしてしまったのは言うまでもない。

おそらく これは 最近になってだと思う。
服用しない日も有るだろう事は 通院している状況から気が付いていた。
だからこそ 早めに認定調査を受けてご家族が実態を知り何等かの方策を立てられた方が良いと感じていたのだった。
通院介助と言っても 診察は利用者さんの依頼がない限り診察室に同行はしていない。
通院するための道のりでの同行だった。
処方箋も利用者さんが戴いていたので…。

しかし この事で利用者さんを一斉に責める形で「ワーファリンは1日1錠に決まっているだろう」と追いたて 利用者さんは「これまでも 1日3錠だった」と言い張り 緊張状態となってしまった。
調査員の方が 「医師と確認を取りましょう」といった事で治まったが…。
この出来事がかなりショックだった様子で 利用者さんが落ち着きをなくしてきた。

調査の方が 記録の確認を取った後で こちらに日常の聞き取りをなさった。調査員の方も状況を察して 利用者さんから離れた所でお話しする事になった。
気がかりな事項を具体例を挙げて お伝えした。
調査員の方は ここで初めて認知症の部分での申請になると言われた。
「う〜ん これから先も 暫く大変な道のりになるなぁ〜。

こちらのお話が済んだ後「お買い物どうしましょうか?」と利用者さんに振ってみた。利用者さんは ふっと我にかえられて「そうね」と言われたらご家族が「お そうだ。食べ物確保した方がいいな」と言われ 二人で買い物に出かけた。

おそらく その間に ご家族向けにきちんとお話がなされたと思う。
利用者さんに向けても お天気の事を話したり ご家族の心配なさって居られる事 そして 強く言われても私の弟たちより ずっと優しいご家族である事をお話をして「良いご家族に恵まれてお幸せですよ」と伝えた。
買い物も 出来る限り利用者さんが選ばれるようにして…気分転換を図ったが…。
買い物が済んで荷物を詰めている間に 利用者さんは 1人でスタスタ歩き始めていらした。いつもなら決まった場所でお待ちになるのだが…。
かなり動転して居られる御様子だ。

買い物から戻ったら 調査員の方はお帰りになった後で ご家族と妹さんもこの間に少しお話なさった様子だった。
程なくして ご家族は帰られて 妹さんが残られた。
冷蔵庫に買い物した物を収めている時 妹さんがキッチンに見えたので「かなり動揺なさっておられるので 心配です」と伝えると「それを踏まえて 昼食まで一緒に過ごしますので…」と言われ その後「今までは 私はうるさいおばさんと言われていたけれど…『御世話をかけます。有難うございます』と言われたの」と話された。
「良かったですね」と言うと「ほんと」と言われた。

しかし 今晩大丈夫だろうかと気がかりである。
ご自身も不安に思っている事が沢山おありだろうに…。
何事もなく 無事におやすみになって居られる様にと祈るのみ。

認知症と言う病の理解が深まれば 良いのだけれど…。
病となられたご本人も含めて 病を理解して行けたら…とつくづくと思う。
特に 認知症になられたご本人のブログを読ませて頂く度に 目から鱗の日々なのだ。


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