母のタイムスリップ日記
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2006年01月13日(金) ノロ!!!?


 利用者さん訪問。
初回不覚にも風邪で訪問できなくて 次は祝日で…今年初めての訪問。
始めから「今年は散々なお正月だったわ!」と愚痴のオンパレード。

ご家族とのトラブルだった。
でも気に掛けてチョクチョクと訪問なさった故 いろんな場面に出くわしたので 現実を知ってもらうには良い機会だったとも思う。
ひとつひとつの出来事は ご家族にとって心配になるから「何でそうなる?」と其のつど利用者さんは怒られるのだ。

例えば 外出から戻りドアの鍵を開けられずモタモタしている所にご家族が見え「どうも鍵が壊れたみたい」と利用者さんが訴える。
「そんな訳はないだろう」とご家族がカチャカチャ…。なんとの事もドアが開く。「おいおい 鍵も開けられなくなってしまったのか。どうなってんだ!出来ないのか?」と矢継ぎ早にご家族がお小言。
私にも似た様な事を言った覚えがあるから ご家族の思いは手に取るように判る。同時に母を混乱に追い込んだ事も覚えているので利用者さんのお気持ちも判る。

ご家族とのトラブルのお話の時は いつもご家族を責めない形で「大変でしたね。でも言われると余計不安になられて 出来なくなってしまうでしょ。
落ち着けばちゃんとできるから 大丈夫ですよ」と声をお掛けしてきた。
その言葉がヒントになったようで 利用者さん「そんなに言われたら 出来ることまで出来なくなってしまうじゃない」と言われたそうだ。
その場は お互い引っ込みがつかなかったらしい。
「あれも 私に似て頑固だから…」と笑っていらした。
でも後で「悪かったね。しっかり頼むよ」と電話くださったそうだ。
そういう 場面が幾度かあり その後暖房機が壊れた時 利用者さんが説明しても其の儘信じてもらえなくて…難儀したそうだ。
ひとつ心配になると 他の事まで出来なくなっている…と思ってしまう家族の思い。
これも私にも心当たりがある事で…。

ひとつひとつご家族が 関係者と当たってみて真実とわかった御様子だった。

今日の活動は お買い物とお料理。
お買い物は同行させて頂く。料理はハムのマリネがご希望だったので作った。冷蔵庫を見ても野菜が不足しているのは目に見えていたので キャベツと人参を茹でた。他にマリネで残ったハムをコールスローに。
後は土日でご家族が見えるだろうし 魚も購入してあるのでなんとか凌げるだろう。。。

活動を終えて 此の儘母の所に行こうかとも思ったが 自分の腹ごしらえと母に生のなめた鰈の煮付けを運ぼうと思い一度家に戻った。
戻ってから「明日でも良いのか」と思ったりしたが「美味しい物は美味しいうちに…」と思いなおし母の所に向かった。

皆さん お食事しているのに 母の姿がない。
職員が飛んできて「今お部屋で寝ています。ちょっと待ってください」と言われた。職員が忙しいからだろうと思い「はい」と返事して居室に入った。
布団に寝入っていた母を見て そんなに具合が悪いのかと驚いた。
居室も消毒の匂いがした。
直ぐに施設庁が飛んできて「消毒してください」と言いながら今回の事態を説明してくれた。
別室で丁寧に消毒。
他のフロアでは風邪とノロの疑いのある方がおり広がり始めているという。
母のフロアでも1人危ない方がいらして 点滴を受けていた。水曜日がそうだった。

ノロの疑いがあるという事で 保健所に届けを出し 始動を受けているという事だった。
母も昨日 熱が7度5分あり 昨日から排便がたて続けにあるので要注意という事で居室のみでの生活になっているという事だった。
持ち込み食品は 保健所の指導で禁止。
一瞬「来ないほうが良かったかな」と感じた。
水分はこちらで準備しますから いくらでも言ってくださいと言う。

母を起してみると 唇がカサカサに乾いていた。
熱も今日は微熱程度という事だったし 熱感もないので 運んで貰ったお茶を飲んでもらう。こちらでも検温すると7度丁度だった。
直ぐに250程度のお茶を全量飲んだ。喉が渇いていたようだった。
私にも淹れてくださったので それも母に飲ませてトータル350は飲んだ。
それからトイレに誘導した。きちんと排尿できた。

手を洗い 再度お茶を御願いして 飲ませた。
その時「お食事運びましょうか」と職員。
「朝から何も召し上がっていないのです」と言われて「そうかぁ〜」と思った。
「食事介助はこちらでしますから御願いします」と申し出た。

お粥とお弁当。
食事は特養から運ばれていた。職員も食事つくりは禁止との事のようだ。
冷たいけれど仕方ない。ゆっくりと母の口に運んだ。
母は 練り物を除いて全量摂取できた。食欲はあるが 食後やや口数が減った。手を洗っていると 母が「喋れる」と言う。
幾度か 判る?気持ち悪くない?頭痛くない?と聞いていたのだが それに答えたようだ。
「トイレ行こう」と誘うと「おかちゃん!」と泣き出す。
トイレに座って暫くしたら 排便。
スワッとなったが 幸い普通の便。
未だ 残っていたのだろうなぁ〜。

手洗いを済ませて 更にお茶を飲んでもらう。
暫く 椅子に座ってもらい 向かい合って遊んだ。
熱を計ると6度3分だった。

職員との話しの中で 母は微熱があり 排便が続いたので 保健所の指導で用心のため早期に隔離状態にしたということが理解できた。
昨日の7度5分の熱は 若しかすると職員が他の方の手当てに入って忙しくて水分補給が足りなくての微熱の可能性も否定できないとも言っていた。
いわば様子見状態。灰色宣告だ。
特に点滴や薬の処置はしていないという事だった。

今日は こちらが 他の入所者とは接点を持たないように配慮した。

時間を置くと腹痛の方も落ち着いてきて表情も良くなった。
私も風邪が完全に治った訳でないので これ以上の長居はやめにした。
「寝かせますか?」と職員に聞いた。
「お疲れかもしれませんね」と言いながら母の意志を確かめて居られた。
「ね 寝たいの?」と私が聞くと首を横に振った。
「じゃ もう暫く起きていましょう」という事で職員が付き添ってくれている間に施設を後にした。

折角運んだ 鰈の煮付けとイチゴのコンポート…母のお腹には運べなかった。そして 玄関で帰宅の為の消毒を受けた。


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