母のタイムスリップ日記
DiaryINDEX|past|will
今日は家族会だった。 お休みの電話が何件かあった。 嫁ぎ先と実家のダブル介護の方は お母様の通院で(おそらく術後の筈)欠席。体調が優れないのでお休みされる方。。用事が出来てお休みの方。。。
お休みの届けや連絡は不要なのだが…それでも 心配するだろうと連絡を下さる方も多い。
今日は 役所の広報の元旦号に家族会の事を載せたいので取材させてください…と連絡が入っていた。 出席者がいつもより少ないかなと心配だったけれど 少ないとそれぞれの話が長く出来る。 そんな訳で 今日も普段 思う存分話せなかった方がお話が聞けた。
その方のお義母さまは 施設を転々とされ歩行困難になった。 何がきっかけとなったかは忘れたが その方の所で介護なさる事になった。 歩けないお義母様が 在宅に戻ってデイ利用を始めたら歩けるようになったそうだ。
「御様子いかがですか?」と聞いてみたら 今も歩行は出来るそうだ。 ただ 寒くなってきて足に痛みが出てきたので ベットに座らせておくよりも…とベットの傍に椅子を準備なさったそうだ。 それでも 冷えてきて足が痛むだろうと椅子に座る形でコタツを使い始めたら大分良いという事だった。 その時イメージしたのは椅子を利用する形の市販されているコタツだった。 が良く伺うと どうも普通の座って使うコタツの足に工夫なさって丈夫な足を作られたとの事だった。 その足なるものは 確かダンボールの筒に空き缶(ジュース等の)空き缶をガムテープで固定しながら詰め 更に外側のダンボールも缶の継ぎ目とずらしながらガムテープで固定して作られたそうだ。 カバーは カバー類で 下に垂れない程度の物を使っておられるという事だった。膝が温まれば足元も温かくなる…という事だった。 「何かで知ったの?」と介護仲間が質問したら 「こういうお金をかけない工夫するのが好きなんです。自分で考えました」と言われていた。
お食事も家族が召し上がるものを 状況に応じてやわらかくしたりしながら同じものを召し上がっておいでだそうだ。 目下の悩みは 年末年始のお休みと普段のお休みとで連続8日デイが利用できなくなるので日常のリズムが変化してしまいそうで…それが怖いと言われた。地域の祝日のみでもデイ利用できる所があるので お知らせした。 使うかどうかは ご家族が判断されると思うので…。 それでも 介護仲間は「あると判っただけで気持ちが楽になった」と言われた。
その方は以前「まだまだ頑張れる人いますか?」とお伺いした時 真っ先に手を上げられた方だ。
日常の過ごし方もいろいろ工夫されていらして 作業も準備なさっている。 そのひとつに トイレでの紙。お義母様は トイレットペーパーを使わず昔ながらの一枚紙を畳んで使われるそうだ。 だから 針仕事や編み物が出来なくなった代用に 一枚紙を使いやすいように折るのが日課になっていると言われていた。 自分のための仕事でもある。
お話を伺いながら その工夫に頭が下がった。 何事も楽しみながらの工夫は 介護者にとっても頭を使う良い機会だと感じた。
新しい方も見えた。 ご夫婦でお過ごしで その対処に頭を悩ませていらした。 夫なり妻なりの介護…。 これも 親子の介護とは違う悩みが生まれる。 二人で過ごしていると逃げ場もなくなるし 煮詰まってしまう事も多いだろうと想像する。 その辺の苦労を少し先行く介護者とのお話で 気持ちが和らぐ様子だった。 また これから先の介護についても不安をお持ちで それらも経験を通してのお話が出た。 しかし 介護は個々に違う。 同じアルツハイマーでも性格や育った環境 そしてそれまでの関係等で微妙に違うので 全面的に真似するのでなく 個々に合う形に変形させて組み立てた方が良いという断りを付けさせて戴く。
皆さんの共通した考えだが…介護者がギブアップしない介護計画が大切…。 ともすると在宅に拘りがちだが ひとつの方法にだけ固執しないほうが良いという考えが多かった。 在宅から施設へと介護の場所が変わった経験者が「施設に託す寂しさや後ろめたさは辛いものがあるけれど 託した後 自分の介護より施設の介護が良いと思う場面が多々出てきた。今は託して良かったと思う」と話されていて 説得力があった。 施設に託されても 面会を頻繁にしていろんな場面で介護に関って居られる方だ。
家族会と言う場所は ほんとに不思議な所だ。 個々の介護のお話にいろんなヒントがあり 思わぬ形で教えられる事が多い。ハウツウ式の答えではないのだ。 形ばかりの代表を務めているけれど 私の役目はさしずめ雑務係といった所。 それぞれが先生であり生徒である。 指導する人など居ない。。。
広報の取材にいらした方は いろんなお話の展開を克明にメモと録音を取られていた。勿論 プライバシーに触れるようなお話は載せないお約束。
|