母のタイムスリップ日記
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2005年10月03日(月) おかしいです


 利用者さんは 開口一番に言われた言葉だ。
日にちの思い違いをして 自信をなくされたようだ。
土日のお話を 順番にお話なさった。
同じ所を堂々巡りしている所もあり 不安を抱いておられるように感じた。
「認知症になって 全部判らなくなることが心配ですか?」と率直に聞いてみた。「そうなのよ」とこれまた 率直に答えられた。
「今の状態は 認知症じゃないと医師もお話されたなさったのですよね。私もそう思います。 それは さて置いて 母が認知症になって 14.5年経っているんです。急に判らなくなる事はないのですよ。それに 頭の使い方次第で 進行を抑えることも出来るのです。全部判らなくなるという事もないですよ」とお話した。

心配する事で 血流が悪くなって更に判らなくなるという現象が起きているような気がします。大丈夫ですよ。生きがいデイに出かけたり お料理なさったり プールに通ったり出来ているのですから…。

そういう話を 利用者さんのお話に相槌を打ちながら 付け加えた。
時間にして30分ほどだったと思う。
早めに伺ってよかった。

「心配になったら 寝れば良いですね」と言われたので「寝るよりも お買い物や プール 図書館等にお出かけになって気分転換を計られた方が良いかと思います」と伝えた。

この症状は 母もあった。
母にも同じようなことを伝えた覚えがある。
「家に篭らないで 外に出て…。人と話すのが嫌なら お散歩すればいい」と。母は素直に聞き入れてくれて お散歩に出て 戻ると電話してきた。

認知症の始まりは 本人にもわかる…そこをその人にあった方法で対処していく事が大事だとつくづく感じる。
この頃は 不安さえ取れれば 十分に生活できるのだ。

買い物を済ませた利用者さんは 落ち着かれたように見えた。
また1人になると いろいろ考えを巡らすのだと思う。
どうか金曜日までには 何事も起きませんように…と祈るのみだ。

家に戻ってから 施設に向かう。
エレベーターが開くと 目の前に母が1人佇んでいた。
ペコりと頭を下げたら「そんな事 しないでいいよ」と言われた。
近しい存在だから 仰々しい事は抜きと言う意味と受け止め 「コンチ♪」と挨拶しなおした。
でも どこかおかしい。 下の入れ歯がないと気が付いた。見るとテーブルの上に入れ歯が放置してあった。
幸い 誰もいなかったので 行方知れずにはならないで済んでよかった。

職員に熱や食事の摂取量をお聞きして 水分や食べ物の補充をする事にした。居室に入り 食べ物を口に運んだ。
少し温かいので体温計測した。6度7分。ま平熱で胸をなでおろした。
熱が下がって 数日を経過している。
咳き込みは未だ酷いけれど 痰を自力で切る事もすこしある。
もう 大丈夫だろう。。。

ホールのほうから声が聞こえた。ご家族と一緒に外出なさった方が戻られた様子だった。背中が丸くなって 痛みのため歩けない…と言われていたのだが ようやく外出できるようになったようだ。
ご家族は諦めかけていたので 良かったと切実に思った。
腰は一時ほんとに大変な状態であったけれど 最近は母よりずっと軽く動けるようになっていたのだ。
「勇気だして…」と言葉にはせずに ご家族を応援していたし 職員にも声をかけていた。職員もよく 対応してくださっていた。

今日は人の事より母のことだ。
手すりを使い 少し運動した。激しすぎると咳き込むので 様子をみながら…。お散歩していないので 筋力が落ちていないかと気が気でない。

母の様子をみて トイレ誘導。
ちゃんと トイレで排泄できた。いいぞ。言葉にはできない時だって 信号を発信している。。。
薬のせいだろう 少し便が緩くなっている。
職員に御願いして 抗生剤を止めて貰う事にした。
咳止めの薬が出ているので それだけは服用させてもらう事にした。

母は 腹痛のために顔をしかめたり 俯いたりが多かった。
それでも トイレでの排泄が出来たので良いとしよう。

今日は発語が少なかった。

さて 昨日案内した「介護なんでも文化祭」
市民発という事で 会場の確保から 全て手作りである。
会場には机やテーブルも必要だが これも幾度も交渉し安い価格でお借りする。認知症の相談に当たってくださる医師もボランティア(無償)介護オタッキーといわれる それぞれの介護のスペシャリストも無償で参加くださる。遠路足を運んでくださる方には交通費を出そうとなったが…。
本来 企業の展示ブースで経費を捻出する予定だったが 参加くださる企業が少なくて…。介護何でも新聞を発行し広告費でカバー。
しかし それでも 未だ足りない。。。
そういう事で 賛同してくださる方に呼びかけている。

あなたもイベント応援隊(サポーター)
になりませんか? 〜協力金募集のお願い〜

 http://www12.ocn.ne.jp/~arajin/etc/kyouryokunegai.html

この計画を進めている家族の中には 現在認知症の介護をしながらの方もおいでだ。車椅子で電車を乗り継いで会議に参加なさる事もある。
介護者から発信する介護情報…。
長谷川和夫先生もご賛同くださり 介護新聞には無償で原稿を寄せてくださる。永田久美子先生も苛原先生も みんな無償で協力くださる。。。

無事に文化祭が実行出来るように…と願う日々である。


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