母のタイムスリップ日記
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2005年09月24日(土) 下り坂。。。


昨夜は 母のお隣で就寝。
今までなら「おかちゃん」の連発で何時寝ていたか…といった風だった。
が昨夜は ぐっすり寝ていた。
最終トイレ1時 次は4時半 こんな感じ。4時半過ぎてもまた直ぐ眠って6時過ぎにまたトイレ…。
ご飯の支度を済ませ「起きる?」と聞く7時半まで ほんとに良く寝ていた。
朝 検温すると6度3分…平熱だ。

夜間のトイレ誘導で寝ている状態から起き上がらせるのが体力勝負となってきた。起きてからもふらつくので慎重さが必要。今回もオムツ半分トイレ半分と言う感じでの排泄だ。

しかし やはりかなり後退している事は 否めない。

言葉が伝わらない 話せない…これが悪循環。。
見ていて快 不快は読めるのでいいが 言おうとして言葉を発せず諦めるのパターンがほんとに多い。

トイレでおなかのマッサージをしていたら「忙しいから…頭 ちゃんとできないのねぇ〜」と涙ぐみながら 私の頭を手ぐしでといてくれて「これでいいわ」と言った。
何となく母娘の感覚が甦ったかと目頭が熱くなった。

運動を兼ねて 近くのお店に行くと お店の奥さんが「娘さんに 御世話になっているんですよ」と母に声を掛けた。
母は反射的に「御世話になっているのは 私です」と言った。
よく聞き取れなかったんだろうけれど…それにしても あんなに言葉が出ないのに 良く話せたものだと驚く。

時折 咳き込む。やはり夫から私 そして母にうつって行ったのだと思う。
きっと 通院の時にうつしたんだ。
食欲はあるけれど 量が減ってきているので これからは細心の注意が必要だろう。
寝付いたら 命取りか急激な機能低下が始まりそうだ。
いろんな場面での機能低下が目立つ。

気が付けば あまり声を出さないし 声の力も弱くなっている。
ニコニコ笑顔はいっぱいあるけれど…。

いきむ事が出来なくなった。
今回は 長いもや里芋等ヌルッとするものを多く食べて貰った。
これは 割りに喜んで食べてくれる。
が自力で口に運ぶ量が減ってきて 介助が多くなった。
未だ 咬めるので大丈夫と思うけれど…気をつけないと…。

体力も落ちてきているのだが…外には出たいようである。
だから 午前 午後とお散歩に出ている。
今日は 栗畑の横を通ったら イガクリが落ちていて 傍に栗の実があった。とても大きな栗の実で 母に渡すと「大きいね」と言えた。

公園の隅に彼岸花が咲いていて「あらら きれいね」と言った。

疲れても「疲れた」といえない。
身体の傾きと足の上がり そして寄りかかり具合で疲労度を読み取らなければならない。

夕食の準備を始めたら それまであまり動かなかったのに 立ち上がりたい気配…。介助して立ち上がらせたら流し台まで行って 台布巾を洗ってくれた。他にもお鍋も洗ってくれた。
2人でキッチンに立っていると狭い。その上 みょうちくりんな動作が多い。例えば流し台の隅のゴミの袋を持ち上げて振り回して喜んだり…だ。
それでも 仕事していると言う感覚があるようなので したいようにさせておき「有難うね 助かるわ」と声を掛けた。
そういう会話が多くなったら 言葉の数が増えてきた。
但し 意味のない話だ。
レシートを広げて「先生が このところ あちらで何とかすると言っていたけれど…どうなった?」と言った調子。
「あ 大丈夫と言っていたわ。心配してくれて どうも有難う」と返すとホッとした表情になるのがわかる。

意味ある会話が更に減少…でも 時折出る言葉も有るし 話しているつもりになるだけ未だ良いだろう。
困るのは 痛いとかこちらが知りたい事が判らないという事。

それでも 夕食後「頭が痛い」と言う。
「頭の何処が痛いの?」と聞いたら首の後ろを押えて「ここ」と言えた。
熱が上がっていた。7度7分。。。
慌てて 解熱剤を飲ませた。
この解熱剤の服用が大変だった。
幾度水を飲ませても薬だけは残してしまう。「あれ また飲めない?」と聞くとへらへらと笑うだけ。

でも 最終的には こういうところまで能力が落ちていくのだ。
行きつ戻りつを繰り返して行くのだろうけれど…。
どうも 坂道を落ち始めていて 少しその速度が増している。。。

焦ってどうなるものでもないけれど…「がんばってよ」という気持ちが日々強まってくる。
私が落ち込んでどうする…。母だって 十分感じている筈だ。
今日は幾度も気持ちの切り替えを意識せざろう得なかった。

弟に知らせるべきか…と迷う。
命に関る変化ではないが…言葉を交わすことは これから確実に減っていく筈だ。。。



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