母のタイムスリップ日記
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| 2005年08月14日(日) |
30年前にタイムスリップ |
朝 1人ふるさとに向かった。
教え子たちの開く同窓会に出席するためである。 一昨年は急にキャンセルしたので 今回は外せない。
ふるさととは言っても 実家からは 少し離れている。 夫の友人の住む地である。 体調を崩し 気持ちも落ち込む日々で 昨年春にも立ち寄らせて頂き 引退には早すぎるからと思い 母の事 また訪問している高齢者のお話をポツポツとして 奥様とも「何とか 社会と接点が持てるといいね」とお話したのだった。
今回も訪問する事に決めていた。 昨年 別れ際に 玄関先まで出ていらして 帰る私に まるで最後のお別れのような感じがするほど深々と御辞儀されたなされた姿が焼きついていた。
1年ぶりに出会った夫の友人は 少し気力を取り戻されていた。 奥様の話では あの後から 気力を出されて 少しずつ 仕事も始めれているという事だった。
お会いすると 本調子ではないけれど 笑顔のあるお顔を見せてくださり 昨年とは違っている事が実感できた。 暫く 話しているうち 夫の携帯の番号は変わらないか?と聞かれた。 「変わってませんよ」と言うと 夫に電話をした。 昨年は 電話なんて全くする気配は全く見られなかった。 夫にしても「電話してみない?」と言って見ても「向こうが電話できないのにこっちからなんかできっこない」と相手を変に慮って電話が出来ないでいた。男の人のプライドって ほんとに難しいなと心底感じていたのだった。
その上 今の住まいを畳んで 30年ぶりにこちらに戻られる決心をなさったという事だった。 今 家を建てている所だと言う。
今年末か来年はじめには こちら(とはいっても 少し離れているが)のご実家にもどられるという事で とっても嬉しい気持ちになった。
その後 奥様に父の眠る地に車で向かって貰った。 おそらく 数時間前にどちらかの弟が立ち寄ったのだろう気配があった。 お花が日照りの中 ピンピンとしていたから。 この場で出会ったら 面倒だったなとちょっと胸をなでおろした。 でも 会った方が ひょっとしたら良かったのかも知れないと思ったり 妙に心が揺れた。
そして 同窓会の会場のホテルに向かった。 あの子達の出会いは やっぱり30年近く前である。 子供たちは小学5年生だ。
顔を見て「あ〜○ちゃん」と判るかなと不安になった。 覚えていないと申し訳ないし…ドキドキした。
もと同僚が「最初はなかなかわからないけれど 話しているうち判ってくるから…」と言ってくれた。 名前は しっかり記憶されているのだが…。
もう すっかり大人になった姿に驚いた。 幼い頃の面影は残っていた。 話を重ねているうちにその頃の事情が見えてきた。 「うんうん そうだったね」と相槌を打つと「何 先生 そんな事まで知っていたの?」と驚かれた。 判っていても 見ぬふりをしたりしてそっと見守っていた事も有ったなぁ〜とその頃の記憶が鮮やかに甦ってきた。
その夜は深夜の2時まで 子供たちの飲み方にお付き合い。 慣れないカラオケもお付き合い。。。
そして同室の方は 私の偏食を直してくれた調理師さん 84歳。 お嫁さんは「もう すっかり呆けてしまって 私を泥棒扱いなのよ」と一昨年言っておられた。 ずっと 傍にいて24時間以上の時を過ごして 多少の物忘れはあるし 自己主張も強いけれど 認知症と言う所までは来ていないと感じた。母の極々初期 それも 未だ普通の時間の方がずっと長い状態。 介護保険で言うなら 要支援状態かな? それでも お1人で買い物し 畑の作物を育て 食事を作って 草取りして 更に温泉までお出かけ…その上 近くの地蔵様の赤い帽子と涎掛けを10枚近く作って替えられて居られると言う…余力の84歳。。。 もう すっかり嬉しくなってしまった。
4年後にまた この会があるという。 次は88歳のお祝いをしましょうねと約束してお別れした。
話しは明日に続く。
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