母のタイムスリップ日記
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2005年08月11日(木) 夏祭り パート2


 夏祭りの最後は「松健サンバパレード」だった。
男性職員と調理士さんが 金銀の着物をそれぞれ着用し鬘を被ってお化粧して…サンバで練り歩いてくださった。
個人的には あまり好きではないけれど でもその奮闘振りには拍手。
この暑いのに ほんとにご苦労様な事だ。

役所の方が「一人一人と握手してあげて…」と頼まれて 入所者と握手。
その後入所者の数人が鬘を被ったので 記念写真をぱちりと撮った。

地域の大掛かりな花火大会が河川敷である。
打ち上げが7時30分。
母の居室に3人の入所者がいらして一緒に見ていた。
GHが出来た当初から居る方ばかり。
その後家族が1人ついてくださり花火を眺めていた。

3人とも十分花火を堪能された。
普段は 会話すらあまり出来ないのに…「いっぱいお話して見ていたのよ。凄いわ」とご家族が言っていた。

1時間ちょっとの間 椅子に腰掛けてじっと見入り「綺麗」と言っていた。
こんなに離れた所でもこうやって楽しめる…。
花火の威力って凄いなぁ〜。
それも それぞれ浴衣を着用したままである。
脱ぎたいとかキツイとか言わないのである。

いつも椅子に座って ずるずる滑っているの足元がはだけてしまうので 薄いバスタオルをかけてあげたら 無言で頭を下げられた。
足の行儀が悪いと年中指摘されるのだが…。
でも 本人だってわかってて でもだるくてたまらないから 行儀も悪くなるんだろう。。。
そして 花火の間 と言うかお祭りの時も含めて 足のお行儀はそんなに悪くなかった。興味の引く物 人の動きが良い刺激となっていたのだろうと思う。動けなくて外出もできず 更に何もする事ない人が 1日ただボーッとしていれば そりゃそうなるのも仕方ないといつも思っている。
食事の時だって目を瞑ってしまわれる時があるけれど 今日はほんとに楽しそうだった。
このアクションの何分の1でもいいから 毎日の暮らしに還元できれば良いのに…と痛切に感じている。

実はTBSラジオの長寿番組「誰かと何処かで」の昨日今日で高齢者の事を話しており 永 六輔が私の代弁をしてくれているかのように感じた。
「あなた とんかつ好き?」と遠藤アナウンサーに聞かれた。
「好きですよ」と遠藤アナ。
「じゃ 高齢になって固形物が入らない時にとんかつを流動状態にして食べたい?」「いいえ」と遠藤アナ。
ミキサー食は 何でもミキサーにかければよいという事ではないだろうと感じている。
確かに難しい事は承知している。
でも 365日毎食3回 ミキサーでしか食べられないとしたら…。
若し 遠慮なく言える立場であったら「いやだよ」と言わないだろうか?
例え嚥下他の症状があるとして 快復する可能性はゼロだろうか?
嚥下予防のためのリハは出来ないだろうか?

弱っていく行く人に対して 施設の対応は危険回避のために無難な方に走って行くような気がしている。勿論 危険を伴う事も承知している。
また 個々の性格もあるだろう。。。
でも 諦め 早くないかな?

在宅 施設 それぞれの長所短所がある事は理解出来ているつもりである。

実は 昨日もフランクフルトのソーセージが ミキサーにかけられていた。
労力に対しては敬意を表したい。
でも でも…。

ミキサー食の方も氷水はみんなと同じだった。
「おいしい」とその人は言った。
少しざくざくしていても 口に入れば融けていく…。

水を飲めない時 ジュースやお茶を凍らせて 一口入れてあげれば口で融けていくのが判るのではないだろうか?

いつも同じとろみのあるお茶と言うのでなく ちょっとした工夫。。。
仕事が増えて大変かもしれない。

母が元気だから 弱い人の気持ちが判って居ないだろうか?
でも きっと違うと思うのだが…。

未だ母は普通食だ。
今の内に ミキサーにかけても美味しく感じられる物を試しておいた方が良さそうだ。。。父は歯がなくともほぼ最後の最後まで 普通食が好きだったからそれを通してあげた。
ミキサー食未経験である。
母がそうならないと限らないので…今のうちの準備必要かも。。。
使わないで済んだら 次は自分の老いて行く先のためと考えれば良いだろう。



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