母のタイムスリップ日記
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| 2005年08月05日(金) |
でしゃばらず じゃまにならずに… |
昨日の暑さが そこいら中に漂っているかのような朝だった。 利用者さん訪問 いつもならテクテク坂を下って行くのだけれど 日陰のない道を歩く事を考えたらクラクラとしてきた。
タイミングの良い事に 娘の出勤時間と重なり 車に同乗させて貰った。
少し 早めに着いた。 しかし 訪問するには ちょっと早すぎ。 銀行に寄って行こうとしたら…。 こちらに向かって歩いてくる人…知り合いに良く似ている。。。 「人違いかな?」と思うほど いつもと違う様子だった。 目が合って「お久しぶり」とお互いに ご挨拶。 さすがに「お疲れ?」と聞くのもぶしつけと思われて「お変わりないですか?その節は 大変御世話になりました」と話し始めた。 「実はね。夫が亡くなったの 丁度2週間前だわ」と言われた。
この方は 私より一回り位上。 介護ボランティアを始めた時 コーディネーターを担当なさっていた方。 どんな苦境になっても いつもにこやかで 言わなければならない事は感情をどけて きっちりお話できる素晴らしい方だった。 辞められてからも 母の事 私の事 心配して相談に載って下さっていた。 この地域の保健婦さんに随分 お会いしたけれど この方に勝る保健婦さんにお会いした事はない。
癌と判り 入院し2ヶ月で亡くなられたそうだ。 最後は 在宅に戻して 訪看を自分で探して過ごされたそうだ。 気にしながら…全額負担の訪看は お金がかかるけれどねと言われた。 お義母さまは 寝たきりだで在宅だったが この間は 老健入所してもらったそうだ。
次にすべき事は 老健からお母様を戻して在宅介護。。。 でもご主人がなくなって 気力をなくされていて 仕事も含めどうしようかと迷っていらして「これからどうしようかと…」と話された。 一人暮らしを選ばず 少し離れた所にお住まいのお子様に吸収して欲しいような口ぶりになっていらした。 「仕事して帰宅して 夫がいるという事が支えだったのですね…」と。
いつもの姿からは想像できないほど 憔悴しきっている姿だった。 どんなにか大切なご主人だったのだなと感じた。
そんなお辛い時でも こちらの事を考えてくれていて「お母様 お元気?」 「そういえば こちら(住んでいる所が違うので)でも 自治体の介護体制が変わってきました。これから 包括支援センターにいろんな機能が集まって行きそうな気配ですね」と話してくださった。 つまり 今ある組織が解体されて包括に吸収されて行きそうな気配なのだ。 これも 予算削減のためだろう。 しかし 厚労省の指針には出ていない。 これが 各自治体に任されている所なんだろうと 改正介保のその先がぼんやりと見えてきた気がした。
時間を経過するほど ジワリと哀しみが伝わってきて 涙が浮かんでしまう。 これまで 幾度も助けて戴いた。 今が お返しできる時なのだろう。。。 でしゃばらず 邪魔にならずにできる事 考えなくちゃ。。。
利用者さんの所では ひとつの事件 母の所でも ちょっとした事が有った。 それは また この先で…。
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