母のタイムスリップ日記
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2005年07月31日(日) 晴れのち曇り…かぁ〜


「お祈りしてますか?」と書いたメモを母のぬいぐるみの仲間の所とテーブルの上に置いたのは 先週の事。
おそらく 母の目に留まっている筈。
時折でも良いから クリスチャンである事を思い出して安心して欲しいと願っての事だ。

「カエル」と書いた紙の上にはカエルの指人形を置いている。
どうにかなるものでもないのかも知れない…いろんな事が思い出せない状態になっている今 せめても…の願い込めて置いてみている。

今日は 夫が仕事に出かける車に乗せてもらって施設に出向いた。
美容院が午前中なら空いていると昨日 言われたから。
昨日は 母より一足先に私が美容院でパーマをかけてきたのだった。

施設に着くと母はトイレに誘導してもらっていた。
手当てをしている間の会話は 私とする会話と殆ど同じだった。
桃を持っていたので キッチンに勝手に置かせて戴く。
この時期は 水分摂取に心がけなければならないが お茶やジュースだけだと嫌になってしまいそうで みんなと食べてもらえば…と思った。

トイレ誘導後 歯磨きが途中だったようなので続けて磨いてもらう。
その後 タオルと靴下を洗って貰う。
今日の母はにこやかだ。反応も比較的良い。
「今日は 髪結いさんに行くから 支度しましょう」
「有難う。。。」
洋服を着替えて帽子を被って…お出かけ。
足のむくみが出て来てる。。

この所横断歩道を渡る時は 両手を引く。
信号待ちの時に二人でスキップする時のように両手を繋ぎ合わせるようにしている。道路を横断中 何が起きても大丈夫なように…。
両手を引く事で母も何処かで意識しているように見える。

丁度バスが来たので乗り込む。
ステップも順調だった。

バスを降りてテクテク歩くとたちまち汗びっしょり。
今日は ハンカチを取り出して上手に顔の汗を拭いていた。
珍しい自発的行為である。
美容院は2階にある。
手すりを使って上れた。足取りは比較的軽いようだった。
美容院の入り口で「髪を綺麗にするからね♪」と言うとまた「有難う」と言った。
お店に入ってもにこやかな笑顔を振りまいていて「今日は機嫌悪くないですね」と言われた。

オーナーが「今回は 短くカットしましょう」と言ってくれた。
パーマは飽きてしまうけれど カットだけなら割りにじっとしている。
未だウエーブも残っているし…。
洗髪中もおとなしかった。
振り返って 私を探す事もなかった。

程なく仕上がった。短髪が良く似合っていた。
「短い」と嫌がる事もなかった。

美容院を出てスタスタ歩く。
今度は お食事の場所に移動だ。
「暑気払いしましょ。何が食べたい。お肉かな?」
「そうだ お肉がいい」と母。
「暑気払い。。。」「暑気払い。。。」と母は繰り返した後「お金が…」と付け加えた。「大丈夫 預かっているよ」と言うと「有難う」と。

「暑気払い」は夫の専用では ないんだもの…。

レストランも2階にある。
階段を交互に足を出して上り終えた。ニコニコ笑顔は続いている。
お肉が希望なので 母の分は鉄板焼き定食。
お肉を確かめると「切り出し」と言っていたので大丈夫と思った。
がテーブルに配膳されて食べ始めるとどうにも固そうで口をもごもごさせていた。一口食べてみたら 筋張っている所があった。
「ハンバーグ」にしておけば良かったと反省。

家でお肉を食べる時は 筋切りをして食べやすくするか 薄切りのお肉を焼いてあげる。やっぱりお肉屋さんのレストランと言えども やわらかいと決まっていないんだなぁ〜。
家で作ってあげればよかった。
ご飯は半ちゃんにしてくれると言っていたのに 通常盛だった。
これは こちらに半分戴いた。
私は完全にカロリーオーバーだ。
母の肉は 箸で筋を除いてあげ 全量摂取。
きっと お腹がいっぱいのはずだ。
お茶も水もしかり飲んだ。
時折冷房が強くなる。母は「涼しくて気持ちよい」と言っていた。

満腹後は トイレで用を済ませて 近くのデパートに逃げ込んだ。
かなり 歩いたので疲れたようで背中が丸くなっていた。
椅子に腰を下ろすとほっとしていた。
家に連れて行きお風呂に入れようと思ったけれど この調子では無理と判断した。「帰りましょうか?」と聞くと暫く考えて首を横に振った。
未だデパートに飽きて居ないのか それとも外に居たいのか…。
階段を使って更に上に上った。
洋服がバーゲン。。。
「これどう?」と聞くと「いいねぇ〜」というので鏡の前に連れて行きあててみ見せた。嬉しそうな顔をしていた。色違いをあてると先のほうが良い様子だったので それを購入。
久しぶりの洋服購入である。

「さてと帰りましょうか?」と聞くと「うん」と言うのでバスに乗り込み施設に戻った。

その辺りから 母の雲行きが怪しくなってきた。
どうやら 腹痛のようだ。
頭を突っ伏しているので 着替えて横になってもらった。
じっと横になっていたので居室を離れて入所している方と少し遊んだ。

なんとはなしに 気配を感じて居室に戻ると立ち上がって お皿に置いてあるおやつに手を伸ばしていた。
皆 ホールでおやつを食べているので ホールに誘導。
しかし 母は何も食べたがらない。お茶だけは飲む。

職員には腹痛の訴えが有る事を伝えた。
その後 トイレに誘導。
「いきんでね」と言ってみるが 理解できないより痛い方が先でいきんでくれない。「ガスなりが出たほうが楽になるのに…」と思うが 母は頑としてマイペース。少しイラッとして「帰ろうかな?」と言ったら「帰らないで…」とはっきり言った。
やっぱり 言葉は伝わっているんだ。
でもいきみたくないんだと思い 諦めた。

暫く様子をみて 周囲に気を取られ始めたのを機に施設を後にした。




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