母のタイムスリップ日記
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2005年07月29日(金) 難しいスタンス。。。

 
 利用者さん訪問
利用者さんは お中元のメロンをカットされて待っていらした。
それも綺麗に種を取り除かれていた。
「一緒に食べましょう。そしてお話しましょう」と言われた。
訪問して直ぐ 鉢植えに水をあげるのだが それも出来ないほど直ぐのお言葉だった。
「ちょっと 待ってくださいね」と先に水遣りとゴミ処理を優先させた。

訪問時にこういう事はしないほうが良いのだ。
でも 一人暮らしを思う時 そうも言っていられない場合がある。
ご一緒にメロンを頂き お話を聞かせて戴いた。

メロンを戴いた後 それらを片付けキッチンのお掃除をした。
その時「ちょっと クッションのカバーの縫い方 見ていただけますか?」と言われた。
先日買った布が仮縫いされていた。
でも横がブカブカだった。
それを どう調整してよいのか わからなくなってしまわれていた。
判らないというより自信がなくてカット出来なかったというのが本当だろう。カバーをきっちりと作るか 少しゆとりを持ちたいのかを確認して 待ち針を差してみた。
すると「あと 余計な所は切ってもらえば 一人で出来ます」と言われたので 指示された通りに作業した。
「こんな事 お嫁さんに御願いすれば 快くやってくれるのだけれど…私の意地…変な意地がねぇ〜」と笑われた。
「判ります。私も 指しでがましい事をして機嫌を損ねてしまった事ありますから これは どっちもどっちなんですよね」と笑った。
「そうそう…」と利用者さん。
良かれと思った事が 以前には喜ばれていたのに 急に嫌がられたり…はある。我慢していたと言うよりも 何かがきっかけで嫌がられるという図式。
また 変なプライドが出たり…。
これは お互い様で…どちらの立場でも同じような事が起きているのだ。
ほんとに 程よいスタンスって難しい。。

活動を終えて 家に戻り 1日遅れの鰻を娘と食べた。
昨日の朝までは 土用と覚えていたのに夕方にはすっかり記憶の彼方に消えて他の物を作っていたのだ。。。おぼけちゃんです。。。

その後娘を大阪出張に送り出して 母の所に出かけた。
岐路は名古屋に立ち寄り 日曜に帰宅予定。。いつもながら ご苦労様な事です…。土日の仕事って結構多いようだ。

母は 居室で浮かぬ顔をして椅子に座っていた。
私の顔をチラッと見て 直ぐに難しい顔に戻った。
暫く話しかけた。
蛙の指人形を「これは 何でしょうね」と質問。
母は質問の意味がわからないといった。
「これは トラですか?」と聞いた。
「うん トラ…」と言いながら首をかしげた。
「そうか これはウサギですね」と言うと
「うん ウサギ」と言いながら また首をかしげた。
「あれれ おかしいかな?」
「これは カエルですか」と言うと合点がいかない風だ。
文字と両方から聞けばどうかな?と思い 紙に「かえる」と書いて更には…
♪カエルの歌が聴こえてくるよ♪と唄うと初めて納得できたように「カエル」といった。♪グェ グェ…♪と母は続けて歌った。

ひとつの言葉を引き出すのにこれほど時間を要するようになっている。

そして 引き出された事は 次のアクションにも引きずって行くのだ。
と言うのは その後みかんを母に渡すと綺麗に甘皮を取って 後は食べるだけなのに「かえるをどうしましょう…」とみかんの房を手にどうしようかと迷っているのだ。
切り替えるために みかんの房を口に運んで上げた。
それからは 順次みかんを食べ始めた。

使用頻度の高い「トイレ」は理解できる。。。
この辺りの推し量りが難しいなぁ〜。

トイレ誘導し大は成功。排尿も散歩の時の1回を覘けば これもトイレで排泄できている。
みんなとおやつ。
母はところてん。先日置いていった物だ。
今日は 口に運ばないと食べなかった。

それから散歩に誘った。
「暑いけれど 汗は出ないよ」と言っていたけれど かなりの暑さだ。
家電店やコンビニに逃げ込みながら 何とか切り抜けてお散歩が出来た。
木陰で アイス最中を半分こして食べた。
母は アイスだけは拒否しない。。。

汗を流しながら施設に戻った。
出る前にエアコンを少し強めに設定して出た。涼しい居室に入ってポロシャツの襟を開けて 団扇で扇いであげた。
「気持ちいいなぁ〜」とほっとしていた。

時折 不機嫌の気配もあったが 概ね機嫌よく過ごせたのでよかった。


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