母のタイムスリップ日記
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2005年07月27日(水) 明るい所に行かない方がいい


 リハビリの日だった。
お腹も空かないので昼食はせずに家を出た。
リハビリが済んだら散歩に出て 何か食べればいいなと軽く考えていた。
時間が過ぎても療法士さんは見えなかった。
40分ほど経過してから 治療院の電話番号を調べて電話をしてみた。
携帯を持たないし 出先で電話帳すらない。
どうやら 療法士さんは自宅に向かってしまったようだ。
確かに 先生は家にしかみえて居ない。
今日からは 先生がリハに当たってくれる事になったのだ。

電話してから10分ほどで療法士さんは見えた。

母はやっぱり記憶に残っていないようで ちょっと「ぎょっ」としていた。
「あれれ 忘れちゃったかな?」と聞くと「怖い」と言う。
「○チャンの体をほぐしてくださる先生よ」と言うと納得した。
療法士さんは約2年ぶりに会った訳で「お変わりないですねぇ〜」と喜んで下さった。
先生は 若い療法士さんと比べて丁寧に治療に当たってくださった。
おそらく1時間近くかけて取り組んでくださったと思う。
先生は 水中リハビリも取り組んでいらして地域のプールでも指導に当たって居られる。

先生が当たってくれていた頃は 1人で横になることができていた。
今は しっかり支えてあげないと座る事はなかなか出来ない。
足腰の筋力が落ちている事は伝える事をしなくとも 様子で判って貰えた。
「でも 歩く事ができるから良いですね」と言われた。
「そうなんですよね。歩く事 食べる事…出来る限り自立で…と願っているのです」と伝えた。
立ったり座ったりは 程よいリハビリになるそうだ。
しかし 母のような状態になるとどうしても介護者の負担が強くなってしまい続かなくなってくる…とお話なされた。
「いやぁ〜 家の場合は託していますので 面会の時くらいパワー全開してあげないと申し訳が立ちませんよ。。。」と言うと笑っていらした。

リハの途中から眠ってしまった母を見て「以前は起きていらしたのですよねぇ〜」とちょっと驚かれた。
リハが終われば目を覚まして 起き上がり両手を付いてお礼を言っていた頃の話である。

でも 今日は リハが終わったら気配で目覚め 起き上がってお礼を言っていた。

リハの後 遅めのお散歩に出た。
トレーニングパンツが足りなくなっていたから薬局まで…と思った。

施設に1日に使うトレーニングパンツの枚数を聞いた。
足りないようなので 来月からもう2セット増やして様子を見ることにした。
そろそろ限度いっぱいになるかな?
今は Lサイズのトレパン2セット 2種類の尿漏れパットを2セットと3セットである。これの1割を負担している。
1割負担の限度額があるので オーバー分は全額負担となる。
だから 様子を見ながらそのつど調整である。
排泄に関して職員から説明があった。
もう いちいち書類を見なくとも状況を説明できるようになっている。
母は夜間 排泄がある時それなりのモーションを起すそうで それが見えた時は トイレに誘導してくださるようになったようだ。
誘導すれば トイレでの排尿もできると言っていた。

ただ 朝の時間は 忙しくて誘導できないので パットを使っているとも言われた。それで 最近パットの減り方が少なくなっていたのだなぁ〜と思い当たった。

連休に我が家に泊まった後 職員と夜間対策について話し合った。
その話し合いの結果が反映されているのである。
これは 嬉しかった。

話はちょっと逸れるが 今朝 母が御世話になっていた支援センターの方から電話を戴いた。
頼みごとがあったのだ。
この話の後「お母さんは 如何ですか?」と聞かれた。
昨日のお便りの話や言葉を失いつつある事等を伝えると「在宅の長所短所 施設の長所短所 それぞれあって完璧な介護は難しいですからねぇ〜」と聞かされたばかりである。

でも施設側も 個々のケースに合わせて取り組んで貰えれば 小規模の施設の良さが発揮されるという事だろう。

さて 外に出た母「暑いね」と言いながらも足取りはしっかりしていた。
背中も伸びていた。
薬局で買い物した後 少し遠回りをした。
木立の中を出た後 夕日がジリジリあたる所に差し掛かった時…。
「明るい所に行かない方がいいね」と言った。
「日の差す所を歩くな」と言う意味と感じられた。
今日は 何とか類似する言葉を使って話せた事が嬉しかった。

施設に戻った後も水道水をコップに入れて渡すと「美味しい」と言い 更には「雪が入っているみたいだ」と言った。
単に水道水なのだけれど 外がかなり暑くて 水が冷たく感じたのだろう。
「お水飲む?」と聞くと「飲みたい」と言っていたくらいだから…。
これも類似する言葉を探し当てていた。

いつも これくらい水分を取ってくれれば良いのだけれど 母の勘ピューターは腹痛を感知すると 水分を含め繊維物も受け付けなくなるのだ。
記憶が途切れがちな割りに この勘だけは 機能しているように感じる。

排泄は 大トイレ誘導で成功。排尿はトイレで3 オムツ2だった。
リハの前に誘導して成功したものの リハ後には出た後だった。
きっと目を覚ましたのが その時だったと思われる。

でも未だ自覚できる部分がある。いいぞいいぞ!



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