母のタイムスリップ日記
DiaryINDEX|past|will
| 2005年07月23日(土) |
取り込み中でも容赦ないんだぁ〜 |
「じゃが芋堀り 今日はどうでしょう?」気温も高くないし 職員の都合とこちらの都合が合致している日なので 電話してみた。 今日は どうも調子の悪い入所者と職員が出たようで緊急体制で無理という事だった。
それでは…とこちらから母の所に向かった。 母の入浴をしてくれると言うので御願いして その間入所者とおしゃべり。 食後だったので「お食事済みましたか?」と聞いてみた。 「ハイ 朝ご飯を戴きました」 「今日の夕食は何にしましょうかね?」 「そこの魚屋さんで見てみましょう」 「さて 魚屋さんで何を買いましょうか?」 「…」 「秋刀魚なんてどうでしょう?」 「良いですねぇ〜大好きです」 「大根おろし つけましょうかね」 「そうですね」 「八百屋さんに行かなければなりませんね」 「ホラ この崖の下に畑があります。いつでも持って行くなといっていますよ」 「あ そうですか」 「じゃ 畑で大根掘りましょうか?」 「そうですね」 「他にどんなおかずにしましょうか?そういえば 南瓜お好きでしたね」 …コックリ… 「南瓜の煮つけは如何ですか?」 「ハイ ようございます」 「お汁の実は何にしましょう」 「それより 爺さんがお酒飲むから…」 「あ そうでしたね」 「じゃ おつまみですね」 「いや 爺さん1人で酒を布団に運ぶから…」 「おかんしないで良いのですか?」 「そうだよ おっぽっておけば良いんだよ」 こんな 取り留めのないお話をした。 全て 入所者さんの思い出の場面に沿って話しを進めた。 お風呂から上がって来た母に「夕食のメニュー」を知らせると「善いね」とニコニコ。 「秋刀魚の塩焼きと南瓜の煮つけと味噌漬けと大根おろし 後はお汁」 これが 万人好みの夕食なのだろうか?
「外にお散歩に行きましょうか?」と聞くと「行きたいよ」と言うので直ぐに外に出た。 歩く調子は良くて 車もきちんと「止まっている」といえた。 歩く方向もほぼ予測していた。 ドラックストアに入ると「チョコアンパン」を棚から篭に入れていた。 買い物する意識はあるようだった。
お店を出て公園で腰を下ろした。 購入した「チョコアンパン」をあげると嬉しそうに食べていた。 ついでにアイスも…。 少し休息後 更に歩いて 小山を上り下りして施設に戻った。
トイレに寄らないで出かけたので 直ぐにトイレ誘導。 パンツを下げて うんを見つけたのとグラリと揺れたのがほぼ同時だった。 折角座っていたのに 揺れと共に母は立ち上がった。 「あ 大丈夫だから 座ろう」と再び便座に座ってもらう。 出来る限り便座を汚さないように…。 ここで便座を汚すと足や洋服にまで汚れが移ってしまうので 脅かさないように慎重に座ってもらった。 久々の要注意状態だった。
揺れている間中 お尻の清浄といきみの誘導。。。着替えの準備。 長い揺れだった。そしてかなり大きいと感じ 「我が家は大丈夫か?」と頭を掠めた。
施設内の様子を耳を傾けてみると…割りに冷静。 職員が居室に確認に来てくれた。 「こちらは 大丈夫です。他の方をどうぞ」と伝えた。
全ての処理が済んだころ 揺れもおさまり 施設内は何事もなかったかの様子。。。
大変な時に母の傍にいられた事 また施設内は冷静である事をみてホッとした。
母はお散歩でかなり疲れて やっぱり強い前屈みが出てしまったので 居室で横になって貰った。
家に戻ってから 介護仲間の高齢者世帯に電話。 慌てない人 慌てた人 それぞれだったが 皆さん 大きな怪我もなくてホッとした。連絡の取れなかった人もいる。何事もありませんように…と願うのみである。 地震より 連休中に熱を出して大変だったというお話を伺い デイもなく心細い思いをなさっていらした事を知った。 「遠慮しないで…」とお話したばかりだったのに…高齢者の方の辛抱強さに脱帽だ。「ほんとに困ったので これからは 遠慮なく電話します」といってくださったので胸をなでおろした。 私だって何れ誰かの世話になる。お互い様の事だから…。
|