母のタイムスリップ日記
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母のフロアでは 個室で普通食を召し上がる方2名 皆と一緒に普通食を召し上がる方3名 刻み食とミキサー食の方各1名づつ 経口摂取でない方1名である。
リハを終えて 涼しい内に散歩をして 昼食に臨んだ。
事前に 職員に御願いして 昨日運んだきゅうりの糠漬けと蕨を調理させて戴く。取立ての蕨なので そのまま鰹節をかけてお醤油で召し上がっていただく。丼に盛り付けた物をそれぞれのお皿にすこしずつ分けた。 ミキサーの人の分だけは たたき蕨にした。 たたき蕨とは 蕨をすりこ木で叩いて味噌で和えるのだが すりこ木がないので包丁で細かく刻み味噌で和えた。 ちょっとぬるっとした感触のもので暖かいご飯で食べるのが美味しいのだが…。ミキサー食の方には 1品で召し上がって戴いた。 「うまい」と直ぐに召し上がって下さり 嬉しかった。
気が付くと刻み食の方の食事が進んでいない。 意欲をなくされているのか はたまた 調子が悪いのか気になった。 職員が介助すると食べられるようなので この方の分もたたき蕨にして差し上げた。 食欲が落ちている事が気がかりで 好きな糠漬けを運んだのに それもあまり進んでいない。 職員も傍でずっと介助できないので 職員が抜けたときには介助に回った。 以前は とても気難しい方だったので 食事介助は出来なかったが 最近はとても気弱に成っておられるのが気になる。 ご家族に そういと「いやいや まだまだ凄い局面があるんですよ」とお話なさっていた。
ミキサー食の方も 時折介助して差し上げた。 放置しすぎると満腹感が広がって 残しかねない。 一口介助しスプーンを渡すと自力で召し上がるので 様子を見ながらの介助で全量摂取できた。
食事介助を受けていると「あの人は怠けて 甘えて一人で食べようとしない」という厳しい言葉が入所者中から出る。 「我儘とは違うのよ」と言おうとしてやめた。 心の内側は 言葉以上に複雑である事が容易に想像できるからだ。 ニコニコ笑顔で聞き流し 様子を見ながら話題を変えた。
こんな小技は 訪問活動や母の在宅介護で学べたのだ。 判っていても 母には直球勝負という事も大分有ったが…。 「人の事 そんなに言わない方がいいわよ。自分だってそうなるんだから」と幾度か口にした覚えがある。
其の方は「これ 要らない。これ 食べて」とおかずを数品下げてもらっていた。90を越えられている方だ。 「私 味噌汁とおこうこと梅干の質素なご飯がすきなの」とよく言われる。
もう1人の普通職の方は 時折居眠りしながらお食事だ。 今日は 調子が良くて居眠りの時間が少なかった。 この方も気難しい方である。 「今日は 調子がいいですね」と職員に声をかけると「食事すこし前に ちょっとだけ熟睡なさったのが良かったみたいです」と言われた。 うるさくないように話しかけていたのだが…。 急にデザートを手元に寄せられたので 近くに置いてある湯飲みを倒したら危ないと思って 湯飲みを少しだけ移動させた。 と 其の方 言葉は発しなかったけれど とても厳しく難しい表情をなさった。考えがあって フルーツを手元に寄せたのに余計な事をしてしまったと深く反省させられる。
母は といえばゆっくりだけれど 順調に食べていた。 ただ 最後に湯飲みのお茶をお椀に移し 更に湯飲みに移すという行為に走り出した。慌てて お椀のお茶を湯のみに移してお椀を片付けた。 脳出血直後は 食事の自立等出来ず全面介助の母だったけれど…。 今の母は 食事の摂取量は一番多いような気がする。
入所者同士が 食事中言葉を交わすことはなかった。 それでも僅かに職員や家族とだけは 話せる。
食後 母と折紙をした。 両面折紙で また コースターを折った。 母と私の同時進行で 母が躓いたらちょこっと手伝い また母に戻して 2個のコースターを折った。 3個目に挑戦している時に 施設を後にした。
先週 クリーニング屋さんの支払日だったのに 外出していたのだ。 今日は しっかりお支払いせねばならず留守には出来ないから。。。
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