母のタイムスリップ日記
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2005年06月13日(月) 夏至まで あと少し…


 利用者さん訪問。
テクテク歩いて利用者さん宅に着いた時は 汗が滲んでいた。
「あ〜 これからは こういう季節になるんだなぁ〜」

利用者さん 少し気がかり。
「今日は 何の仕事もないんですよ」と言う。
気力低下…のように見える。
お食事を作られた気配もない。
おそらく食べないという事はないと思う。

昨日 ご家族の分の食事を準備なされて ご家族が召し上がらなかったと言うお話だったので それを召し上がったと思われる。
買い物メモもなく 冷蔵庫をこちらでチェックした。

ないものを伝えてもイマイチ 反応が低い。
室内で花の水を取り替えている時も いつもならお話なさるか本を読まれているのだが…何をするともなくボンヤリ背中を丸めておいでである。

来年の秋の法事の「志」の事 家族が考えてくれなくて…と零される。
そう 今年の秋でない所が気になる。

それでも「ご一緒に デパートで探してみましょう」と外にお連れした。
辞書にしようと思ったけれど これからそう必要もなさそうだし…だから ひざ掛けにしようと思って…」と言われたので 売り場に出向いた。
しかし これから夏に向かうので膝掛けは見当たらない。
ふと「カタログを送りご自分でセレクトする方法だったら…」とその場所にお連れした。
「あ〜これなら心配ないですね。それにいつもあるのですね」と言われた。
探す楽しみと言うか課題を持っていた方が 利用者さんの張りに繋がるような気がして「来年の秋までにこれと言う物が決まらなかったら これに逃げると言うのはどうでしょうね」と提案。
「そうですね。そうしましょう。良かったです」と言われ1件落着。

気が付けば 朝のけだるそうな雰囲気からシャキッとなられていた。
それから無い筈のお買い物にお誘いしてみた。
冷蔵庫の足りない物を伝えながら選んでいただく。
これで木曜日まで大丈夫だろう。

家に篭っていると どうしても頭の中だけで考えてしまうようである。
戻って 掃除機をかけて今日の活動は終了。

午後は母の所に出向く。
母はホールにいた。
むかい側に座っている方に少し不満があるように見えた。
気が付かない振りをして「仲良くていいわねぇ〜」と言葉を向けると「モニャモニャ…」と言葉を濁らせた。
「じゃ仲が悪いの?」と聞き直すと「そういう事ではないけれど…」と…。
ちょこっと 意地悪な質問をして母を困らせてみた。
勿論 笑いながら…。

居室に入り トイレ誘導。排尿できた。
それから 椅子に座って顔の体操。
大笑いしながら 二人でおかしな顔を見せ合った。
言葉では なかなか通じなくともおかしな顔は良く通じる。
これは 嚥下の訓練でもある。舌を動かしたり口を曲げたり…だ。
お遊び感覚である。
とても人様の前ではできない体操である。。

ホールから「おやつです」と言う声が聞こえたので みんなとおやつを食べた。

その間に職員と談笑。
職員のお義母様が この所 不眠だったりして様子が変わってきているという事だった。未だ 認知症の症状は強くないので少し大変だと思う。
ご兄弟との関係も零されていた。
介護に纏わる家族間のトラブルは 少なくない。
どうしたって「看る人」が固定化される。
それも宿命みたいなものだろう。
関係は酷く拗れる前に一時凍結させて乗り越えるしか方策がないような気がする。

おやつ後 お散歩に出る。
夕方になって少し涼しい風も出てきて散歩も楽だった。
小山登りは今日は成功。
山の上での母の表情は晴れ晴れとしていた。降りるときは「足を踏みしめてね」と声がけしたら ちゃんと出来た。
2.3度繰り返してから更にお散歩を続けた。
お花屋さんの前で立ち止まり 暫く眺めた。
「カトレア」を指して「あれは 綺麗だね」とニコニコ。
華やかさが目に留まったようだった。
店先にオジギソウがあったので購入。施設で楽しんで貰えたらと思う。
施設に戻ってペットボトルを鋏で切り 切り口をセロハンテープで保護して受け皿を作り オジギソウをおさめた。
室内なので何処まで育つか判らないが ちょっとした玩具になれば良いと思う。

夕食前に施設を後にした。
母は後を追うこともなく本を見ていた。

夏至まで 後少し。
日が長いので 面会も楽だけれど その分疲労度も高まる。 
 


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