母のタイムスリップ日記
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2005年04月14日(木) 心のトゲ?


 リハビリの立会いのため施設に急いだ。
昨夜は 夫も娘も帰宅がとっても深い時間で…起してあげるのもなかなか大変。滑り込むように着いたが 療法士さんも到着が遅く助かった。

母は 食事が未だ途中だった。
カニカマのおじやが半分残っていた。「これ 上げる。もういい」と母は言った。向いに座っておられる方に「?」と視線を配るとニヤニヤなさったので何となく察した。ちょこっと味を見せて貰って…お片づけ。

歯磨きをし洗面して…。
その間にお布団を干した。
更に厚手の冬物は家に持ち帰って洗濯するため袋に詰め込んだ。

療法士さんは 母の足の浮腫みがない事に感動していた。

リハを終えてから 通院のため バスを乗り継ぎ出かけた。
待合室は 混雑していた。昨日が休診日だったせいだろう。
暫く待って 医師が「○〜ちゃん」と手を引いて診察に連れて入った。
直ぐ血圧を計った。「おっ!いいねぇ〜130だよ」ほんとに珍しい数値だ。
実はコレステロール値が高いとわかってから 面会の度にトマトを食べてもらっている。これって その効果?
薬を頂き 診察終了。

もう お昼を過ぎている。
今日は 私の用にお付き合いして貰うので 電車で移動した。
電車を降りて…きっと母はあまり降りたこともない駅である。
でもちっとも不思議そうな顔をしない。
駅近くのお店に入った。
メニューをみて 母にはエビフライ定食を頼んだ。
先にトマトサラダを持ってきて貰い食べて貰った。
トマトサラダには玉葱がたっぷりあった。。しめしめ 玉葱はコレステロールを下げる働きが有るんだった。。
母はしっかり食べた。しかし自力では のんびりなので少し口に運んであげた。エビフライはかなり大きくてビックリしてしまった。
どうやって食べるのだろう…とオタオタするほど。。。
ちょっと箸を入れてみたら 海老の身を大きめにほぐしてクリームで包み込んで揚げてあった。
母はニコニコして「おいしい」と言って食べた。
これも 最初の一箸は口に運んだ。「おいしいよ」と更に言った。
私も定食を頼んだ。
小皿に赤い四角のものが載っていて生麩と思って食べたら「イチゴの柔らかカンテン」だった。母が好きだろうと残した。勿論 母の定食にも付いていたのだが…。
ご飯も「美味しい」と食べていた。
母は 定食を全量食べきった。私と同じ量である。
「お腹いっぱいでしょ」と言うと「未だ入るよ」と言った。ひぇ〜である。

それから 目的の場所へ。
町の外れにある社協に行くので有る。
家族の会の講演会の助成金を受ける申請である。
直接出向く事が条件だった。
毎日 書類を持って出かけていたが いつも時間が取れなくていけないでいた。交通がとても不便な所だ。
トコトコ歩きだした。母の足取りは軽い。
大きな通りを横断する所まで行ったら…通りの半分のところで信号が変わった。「もう 社協に足を運ぶ人は 高齢者や身障者が多いのに…なんでこう早く信号が変わるの!」と腹が立った。

係りの所に行き 直ぐに手続きに入った。
母を隣に座らせて 医師の所から貰ってきた「リコピンの働き」という製薬会社のパンフレットを渡し読んで貰った。
職員もメモ紙とペンを「使ってください」と母に渡してくれた。
ひとつの書類が足りなかった。「送って良いですか?」と聞くと更にもうひとつの書類と共に送付する様にという事になった。
面倒だけれど…補助金を貰うのだから仕方ないんだよねぇ〜。

手続きを終えて帰ろうとしたら ボランティア事業所の職員勢ぞろいで来て…「この間 いらっしゃらなくて…アンケート 宜しく…」と言われた。
今度は 同じところに机を並べるんだぁ〜。
ま いいか そんなにチョコチョコ来る訳でないし…。

エレベーターを降りる時 高齢の紳士2名と居合わせた。
「おいくつですか?」と聞かれた。「89です」と言うと「こちらは94です」と言うではないか。きっちりスーツを召されて…。
「女性もお好きだそうで…」と言われてしまった。
母に向けた言葉だったのか?それともこれくらい元気だよ…と言う言葉だったのか?どちらにも取れそうだった。
「何処も悪くなさそうですね」と言われたので頭を指したら それ以上は聞いて来なかった。ちょっと嫌な感じがした。やっぱ さっきの言葉は母に向けた言葉だったのだ。

来る前に入ったお店でも「おいくつですか」と聞かれた。どうやらその方のお母様は93歳で何処も悪くないという事だった。
「お元気そうで…」と更に声をかけられ 答えるのも面倒でやっぱり頭を指した。「でも歩けるし 食べられるし…良いですね♪」と。

さすがに食事の介助をし始めたら 何も言わなくなった。
「娘さんなんですよね」と駄目押しはあった。。。

いつもなら聞き流しているんだけれど…今日は どうにも言葉が突き刺ささるように感じてしまう。。
有る人が「元気な親のお話を聞くと憎らしくなる時がある」と言っていたが
きっとこういう事なのだろうかと思った。

ま 虫の居所が悪いと言うか…疲れているというか…。こんな時も有るんだなぁ〜。我が心の内のトゲを見たような気がした。




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