母のタイムスリップ日記
DiaryINDEXpastwill


2005年04月07日(木) 覚えていましたね♪


朝 施設に着くと居室のテーブルの下にコロンと石の様なものが見えた。
排泄物だった。それは乾いていて居室に臭う事は無かった。
いつからだろう?今朝?それとも一昨日の朝?
オムツ換えがトイレでなく布団で成される事は シールがテーブルに有ったりするので「そうだろうなぁ〜」と知っていた。
先日の話し合いで トイレ誘導せずにオムツのみ替える事も有ると言っていたし「それはケースバイケースでいいです」と了解していた。
夜間のオムツ換えの労力は大変だろうし 他に具合の悪い人がいたら 無理しないで良いと思ったからである。

だから 昨日か一昨日に寝たままでオムツ換えを受けたのだろう。。。
母の目に留まらなかったようで良かった。
でも ちょとビックリした。

トイレに流してから母をトイレ誘導 排泄がありそうだったけれど 療法士さんの見える時間なのでオムツだけ替えた。

リハ後 職員から2日前に排便後 出ていません。
と言われた。
「今日 出ると思います。さっきは時間が取れなかったので 出来ませんでしたがきっと大丈夫です」と伝えた。

それから 支度して外に出た。
母は 外出用の服を着て機嫌が良い。やっぱり わかるので有る。

バスを乗り継いで 我が家に向かった。
もう お昼だったので食事をして貰う。南瓜の煮つけを出すと直ぐに「美味しそう」と箸を持って食べ始めた。
それから順次お浸しやトマトサラダ 豆腐の味噌汁 鳥のタコソース焼きとご飯で昼食。
食後 お茶を飲み 更にフルーツゼリーを食べてもらった。
全量摂取。
休息後 入浴して貰った。
洗髪を先に その後身体を洗い 浴槽に浸かった。
今年 始めて風呂暖房を使わなかったが 母にとっては少し寒かったようである。湯船に浸かる時「熱い」と騒ぎかけたが 何とか我慢してもらった。
「上がりたい」と言うので早めに上がってもらった。

湯が上がりのお約束は 水分補給と爪きり。
お茶を飲んで 手足の爪切りをした。
終わると「有難う」も言えた。

今日の母は 比較的 言葉が出る日で意識度も高かった。
話しも通じる事が多かった。
だから 在宅時に通ったデイにお出かけした。

母の姿を見ると職員が駆け寄ってくれた。
母は 顔をあわせるとニコニコした。
「判る?」と聞くと「判りますよ♪」と反応。
他の方も寄ってくださった。
デイを辞めて丸3年が過ぎたけれど…覚えている。
ただ 場所の認識は大分薄れていて道すがらは 全く思い出せなかった。
それなのに…自分が過ごした部屋に行くと…「ここは判らないけれど端っこの部屋だった」と言った。
職員もみんな「覚えているねぇ〜」驚かれた。
話が出来ないのに 今日はそこまでちゃんと言葉を発せられたのだが…。
「ここまで お話できれば 良いですよ」といっていただけた。

「背がちょっと小さくなったけれど 変わらないね。歩けるし…。いつまでも元気でね」と励まされた。
母の目はウルウルとしていた。記憶を辿っているのが判った。

長居をせずに引き上げようと玄関に移動すると 別の場所にいた職員が走って来てくれた。その方の顔を見て 更にニコニコとした。
「変わらないねぇ〜」とまたいわれた。
話しは少し あやふやになったけれど…でもきちんと思い出せたようだった。

母は 歩いていて桜を見かけると「あ〜桜だ 咲いたんだね」と言った。
見かける度にそう言った。
記憶が残っていない事が良く判る。
連続していない記憶って 不自由だろうなぁ〜。
でも 喜べる事は出来るのだから素晴らしいと思う。

おそらく今日は耳の調子も良かったのだろう。電話の音も聞こえていたから。気持ちが安定していると耳の聞こえも良いように感じる。


はな |MAILHomePage

My追加