母のタイムスリップ日記
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2005年01月04日(火) メールを戴いて…


大晦日の日だったと思う 母が「おかちゃん 御願いがある。上履き買って頂戴」と突然ポツリと言った。
初めは 何か空想でもしているか…と思った。
でも 母はとても真剣にそして切なそうに言ったのだ。

考えてみれば 家での母の上履きは すりきれ始めていた。
たまにしか来ないし 間に合えば良いかと思っていた。

でも 考えれば母は介護を受ける身になってから「買おうね」と言っも「いらないよ」という事が多かったし自ら「買って頂戴」等という事はなかった。何だかとても可哀想になった。
母1人では買い物は出来ないのだし…。
施設の上履きは順次買い換えて来ているので「いいかな」と言う気持ちもあった。

そんな経緯があって2日の初売りの日 デパートまで出かけて介護用品売り場で上履きを買い求めた。
ね」と言った物があったので買い求めた。
母の記憶に購入したと言う記憶は残っては居ない。
でも家で荷物を広げて母に「こっちのを履いてね」と渡すと「あら 新しいのだね」と嬉しそうだった。
買って頂戴と言った事等も全く記憶されていないだろう…。
それでも そんな瞬間な思いも叶えてあげられる事もこちらの幸せだから…。

今日は 家族の会の日であった。
まだお正月気分の中で参加者はどうかなと思っていたけれど…いつものメンバーが揃った。
今日は 排泄後の手当ての仕方や夜間のオムツの当て方を実際のに見てもらう予定だったのだ。
それでも ひとつきの介護の報告は ほんとに山のようにあった。
介護で足首のくるぶしにジョクができて諦めていた方が「手当てすれば直るよ」の言葉を受けて手当てを始めたら ほんとに良くなってきたと報告してくれた。デイでも処置して下さっていたそうだが「良くなって来ていますから 大丈夫ですよ」と言われていたそうである。
「でも自分で手当てを始めたらほんとに良くなって教えて貰ってほんとに嬉しかった」と言われた。
職員の目と介護者の目は 少し違う。
仕方のないことだけれど…。在宅だから出来る事って他にも沢山有る。
職員は その日のうちに片付けなければならない事に追われてしまう事が有るのだから…。

施設介護の話題も上った。
今の施設介護は 昔と比べればほんとに良くなってきてはいる。
でも まだまだ 個を尊厳するという所ではまだまだである。

以前にも書いたが 洋服を着せたりする事も入ったら最後施設任せにならざろう得ない部分が出てくる。
私が気になっていた事のひとつに施設に入ると冬でもパンツ ズボンというパターンである。でも動かない入所者で血の巡りも悪くなっている入所者には かなり寒い筈である。
このお正月 母には パンツ3分パンツ 長ズボン下 ズボンを着用してもらった。半そでシャツ 長袖シャツ 薄手のセーター 中薄手のセーターを着せて それでも朝日の入ってくるまでは 厚手の裏つきカーディガンを羽織ってもらった。それだと寒いと言わない。
全て薄手を中心なので着ていてもゴロゴロしない。
こういう事を施設に望むのはなかなか難しい。
でも 人権重視の障害者たちの施設では もっと個に対しての配慮がきめ細かい。障害者に出来る事は おそらく高齢者対象の施設でも出来るだろう…と思う。この辺りが もう少し工夫できればいいのに…と思う。

高齢者とておしゃれする心は有ると思うから…。

施設ついでに…。
このお正月に 有る方の介護ウェブ日記で知り合った男性からメールを戴いた。時折 その後の報告を下さるのである。
家庭を持ち 仕事もなさるその方が 今 ヘルパー2級の講習を受けて居られるというメールだった。介護からは程遠い所に自分がいると思ったけれど…とも書いてあった。
それでも 介護実習を通して施設介護の足りない面が見えてきたので 出来る範囲で施設ボランティアに入ってフォローして行きたい…と書いてあった。お仕事があり 家庭もあり…楽ではないとおもう。
それでも チャレンジなさる姿 また こんな私にそういった報告メールを戴いて とても嬉しく思った。
「頑張って」とは言えない。でも「無理をなさらず 出来る所まで…頑張ってください」と思う。
若し 日記を読んでくださっていらしたら…メールのお返事未だでごめんなさい…ね。

ふと考えると お母様の介護をなさっていて介護職に着かれた方が2人ほど知っている。更に今日の日記に登場なさった方のように介護ボランティアに着かれた方が2名。。。
1人は現在老健で送迎バスの運転手さんをなさっておられる。
この方は 私の住む町の方で 今でも母と私の姿を見るとクラクションを鳴らして声をかけて下さるのである。在宅介護中もまた現在も その方に随分励まされている。


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