母のタイムスリップ日記
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2004年11月13日(土) 畑仕事の効果…


利用者さん訪問
お訪ねすると…「今 ストレスを少なくする生き方…を聞いていたのよ」と言われた。
「えっ そんなにストレス感じていらっしゃるのですか?」とお訪ねすると
「そうよ。家の中 汚いな 早くしなくちゃ…と考えただけで 体がプルプルと震えてくるのよ」
「え〜 そうでしたか…。ゆったり構えていらっしゃるように見えていました。判らない物ですね」
「ねばならない…は負担が大きくなるので 出来る所まで…が一番ですよ。私なんか それが過ぎて…横着してますので 困ったものですけれど…」

そんなお話をした後で お掃除を始めた。
掃除の途中で また話し掛けれたので掃除機を置いて拭き掃除に変え 床拭きしながらお話を伺った。
「やっぱりね どうしようかなと思う時 直ぐに反応してくれる人がいると安心だわ」といわれた。

「貴方の声を聞いて 顔を見るとほんとに安心出来るのよ。抱きついていい?」と言われた。これで2度目である。
私を抱いてみても 平たくて…柔らかな感触などないのだけれど…。(笑)
ま 女性で良かったけれど…。
私も訪問している高齢者に「手を触らせて戴いて良いですか?」と言った事が幾度かある。
90を越えるその方の緩やかな生き方の力を戴こうと思ったのだった。
その方は 笑顔で「うん」と頷いて手を握ってくれたっけ…。
あの頃 訪問しながら こちらが随分エネルギーを戴いていた。

訪問していると ほんとにいろんな事がある。

時間内に予定通り活動を終えた。

昼前 学園祭に娘と出かけた。
模擬店で郷土料理を食べた。ふるさとの味がした。
聞くと故郷から材料を調達したという事だった。
家でも作るけれど この味がない。
きっと食材のせいだと思った。
娘に「ねぇ〜 家のってこういう味する?」と聞くと娘は「しない。子供の頃 この土臭いような味が嫌で 故郷のは嫌いだった」と言う。
ふ〜む…。やはり 私と娘は育った所が違うんだなぁ〜と改めて感じた。
土臭い…そうじゃないと思うけれど…。
こればかりは 感覚の違いなのだろう。

お腹いっぱいになり すっかり眠くなってしまったけれど 母の所に向かった。母はソファーに座っていた。
職員が先日のお礼を言ってくださった。
一緒に出かけた方が あの日は直ぐに休まれて朝までぐっすりだったそうである。施設に戻った時もいつもなら 何処に出かけたか 忘れてしまっているのに…あの日はしっかりと言えたようである。
実はあの日 ご家族からも電話が入った。
「畑に連れ出してもらって 有難う。この所 めきめきとよくなって お話もよく通じて遠い親戚の方とも電話でお話できるようになっているんです。
貴方が連れ出した方が良い効果が 有ると思うと言っていたから信じていたけれど…。まさかこんなに早く それもはっきりと効果が有るなんて…」という事を言われたのだった。
「偶然」とその方の「性格」「望み」とたまたま合致したに過ぎないとは思うけれど…こんなに喜ばれると…畑を解放してよかったと思う。

母に「散歩に行こう」と言うが通じない。「いち にい さんぽ」と足踏みしてみせると母は 不思議そうに「いち にい さんぽ」と足踏みした。
それを幾度か繰り返して笑っていた。
「外に行きますよ」と言うとニコニコして「行くよ」と玄関まで行った。
落ち葉を踏みながら 秋の散歩を楽しんだ。
施設に戻っとき「お帰りなさい」と出迎えられて…「何処にお出かけでしたか?」と聞かれたら「外に行ってきました」と自分から言えた。
ひゃー 久々の言葉だなぁ〜。今日はしっかり判っているんだねぇ〜。



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