母のタイムスリップ日記
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2004年10月31日(日) 「むかご」って共通語?


暗いニュースが続いて…というメールが多い。
地震 台風 人質。。。心の中に重い鉛球が有るような感じである。

自分の生活に直接関係していなくとも やっぱり重たい。
被災地の人は この何倍もの重たさを背負っているんだろう。
そして息子をなくした親は どんな思いをなさっているんだろう。。。
イラクでは この何百倍の民間人が空爆で亡くなっている筈。
比べる事等出来ないそれぞれの苦しみ…。
早く 落ち着いた状況になってくれる事を祈るのみである。

母の所に出向く。
昨日の故郷の菊と春菊をゆでて大根おろしで和えたものと柿をむいて行った。季節も良くなり心配しないで物を運べる季節となったから…。
母は「んまいなぁ〜」と喜んでくれた。

施設に着いて居室に入った時 久しぶりに「ただ みんながボンヤリしているのが…嫌だ」と言った。
でも 1人では何も始められない。。。
これが 施設の生活の困る所である。
「外に出てみる?」と聞くと「ほんと嬉しいな」と言った。

それでもトイレに入ったり タオル等の洗濯をしてからだった。

外に出るといつものごとく車の列に驚く。
川べりに出て 大きな声で歌を唄った。

公園の縁石(40センチ程の高さ)を使ってローラースケートで遊んでいる青年たちがいた。母はその技に見とれ うまく行くとパチパチと拍手を送っていた。青年は照れながら軽く御辞儀をしてくれた。

自転車に乗ったおじさんがやってきた。
母は 手を振ってから深く御辞儀をした。御辞儀されたおじさんは知らない人なのでいぶかしげに軽く御辞儀を返してくれた。
それなのに…母は「随分と浅い御辞儀だこと…」とのたまった。。。
おじさんに聞こえない事を願いながら「知っている人?」と聞くと「知らない」と…。「じゃ 知らない人から御辞儀されて戸惑ったんだと思うよ」と伝えた。「ふ〜ん」だって。。
挨拶はしないよりした方がいいから まっいいかぁ〜。

公園のベンチで一休みしていると 後ろから歩いてきたおばさん二人連れが隣のベンチに休息した。
ちょこっとお花のお話をして 私たちが先に立ち上がると「歩くの早いですね」と驚かれていた。姿勢を傾けての歩行だけれど しっかり歩けるのが驚きなんだろう。。。

遠回りして 施設に向かった。
施設の近くになった時「このお家に入りたい…」と言うので「疲れた?」と聞くと「足が痛くない事もないよ」と言われてしまった。
「ななんと奥ゆかしいお言葉でしょう。。。足が痛いのですね」と言うと母は笑っていた。
無理をしないで 施設に入った。

そうだ 忘れていた。
途中で「むかご」を摘んだ。手のひらいっぱい位。
施設に持ち帰って 職員に見せたら「なんですか?」と聞かれた。
入所に聞いてもみんな「?」だった。
母も知っている筈なのに…今日は全く判らなかった。だから他の人も判らなくて当たり前だろう。。。
職員に茹でてもらい 少しずつ食べて貰った。





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