母のタイムスリップ日記
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2004年10月24日(日) いいかもしれない。。。


今日は家族向けの講演会だ。
用も溜まりに溜まっているので 初めの講演と資料のみを戴いて帰るつもりで出かけた。
偶然にも昼食を終えて帰ろうとした時 目の前にブライデンご夫妻がいらした。1メートルと離れていない。クリスティーンさんは ほんのり上気しているように感じた。
昨日 今日と続けての講演は 疲れるだろうなと思った。
昨日も自分の講演が済んだら「静かに1人になりたい。あらゆる音から解放されて…」と暫く休息なさっていらしたのだ。

午前中の講演は2種類あり。ひとつは2階建ての講演だった。

先の国立長寿医療センターの遠藤医師のお話は 最新の医療のお話だった。
痴呆の診断は 最初CTだった。次はMRIでの診断。今はMCIと言う。
これだと痴呆症状の現れる前に発見が可能だそうだ。
痴呆を治す薬はないが 初期に発見する事で適切な介護を受ければ 発症を遅らせる事が可能である。
現在 各自治体に3〜5台は 有るそうである。
但し 検査料がメチャ高い。健康診断だと10万円。保険を使っても3万。
精度を少し落としたものだと6万5千円。保険を使うと1万8千円だそうだ。それでも 初期診断できるならと皆さん受けるそうである。
これまでお金がないと言って受けなかった人は1人と言っていた。
映像をスライドで見せてもらったが…。MRIとの差は歴然としていた。

課題は 告知であるとも言っていた。
昨日も触れたけれど この告知 特に若年性の場合 病の人を追い込んでしまうので 慎重に尚且つサポート体制の整備が必須と話されていた。
癌の告知が当たり前になったように これから10年の内には告知が当たり前になりそうな気配だ。
「私 アルツなの」と言える時代がくるのかぁ〜。ふ〜む。。。

社会の受け入れ態勢も家族の病に対する理解も 早く広めないといけないのだなぁ〜。

今 介護で苦労している方が大勢居られる。
こういう話…どう受け止めるだろう。
すでに告知は少数だけれど始まっていると言う。
私も先日 耳にしたばかりである。

これと同時に 介護が大変で痴呆+疾患での入院になると 2週間が限度の医療なのに家族での介護が困難と退院を受け容れない家族が増えており病院でも苦慮していると言う話を聞いた。
病院でも 他の施設への移行を探って紹介するケースも増えてきているそうだ。病院でも痴呆者の理解を深めようと動き始めているそうである。
まだまだ だけれど…徐々に動き出しているんだなぁ〜と感じた。

次の講演は回想療法。
私が以前聞いたのは 個人の歴史を話す回想療法だった。
が 今日のは それとは別の物だった。
昔の道具を前にして どんな風に使ったか…等その道具に纏わるお話を引き出すと言う物だった。
これは 痴呆に限らず 痴呆予防の意味からもいいという事だった。
この辺りで 痴呆者との共存が可能かも知れないと感じた。

これは地域でも出来そう。。。
でもどうやって その道具を探そうか…等と考えた。
愛知県の師勝町では町の博物館が回想療法の場になっていると紹介された。

会場を出て 電車に乗ろうとテクテク歩いていたら…何やら昔の茶の間の写真が目に入った。「これだなぁ〜」と近寄ってみると…。
そのビル全部が昭和初期の歴史館となってた。
それも体験コーナーまである。
何という偶然だろう。
思わず中に入って資料を戴いた。
ここは 母を連れてお花見に来ていた所である。
電車を降りて直ぐだ。館内には車椅子も有った。
ちょっと遠いけれど…ここ数年 お花見も来ていないけれど…いいかもしれない。
ここに来れば 少しは言葉が戻るかも知れない。

昨日も今日も聞いたことだけれど…。
1日1時間は きっちりとお話する事で言葉の失って行くのを止める事が出来ると…。これは 健康な人もだそうだ。

母の病の進行と共通の話題がなくなりつつある。
これなら 話題が尽きないかも。


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