母のタイムスリップ日記
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今日も雨。。。少しウンザリしながら利用者さん訪問。 玄関先の大きな花器に「萩と藤袴と秋めい菊」が投げ入れで活けてあった。 おそらくお庭で咲いたものだろう。 「あ・き」を愛でさせて貰ってチャイムを押した。
「秋景色ですねぇ〜」というと「ようやく こんな事やる気になったわ」と言われた。 「お母様から お力を戴いたのですね」と言うと「そうなのよ」と言われた。先週 利用者さんは 90を越えるお母様の所に出かけられた。 90を越えても矍鑠となさってとってもお元気なお母様である。 写真を見せて貰った事が有るが 下手をすると利用者さんと同年齢にすら見えるので有る。 お母様の所に行かれるとは 全く知らなかったけれど金曜の晩に「母の所にいて今日は泊まる事にしたからあしたはお休みにしてください」と電話が入ったので判ったのである。
日曜に母とも偶然お会いしたので「貴方とても優しくお母様といらっしゃるのねぇ」と言われた。 利用者さんは 母が痴呆で有る事は知っておられるけれど…どの程度かはご存じない。 優しそうに見えるのは 母との散歩はしっかり腕組みしているからであろう。腕を組むなんて考えても居なかったけれど…そうしなくちゃ危なっかしいからなぁ〜。 一時期は「優しくしている」と言われると剥きになって弁解したものだけれど…。今は「ふ〜む。そんな風に見えるんだなぁ〜」と思うだけである。 いや 私自身 もう当たり前になり過ぎて…殊更 騒ぎ立てる事でなくなっているだけなのである。 そうやって母と過ごせる事に やすらぎすら覚える。 「元気だったら…」と思わないわけではないけれど 元気だったらこんな風に濃密な時間を過ごす事もなかったのだろうと思う。 共に過ごせる時間を与えられた事に感謝でいっぱい。
活動を終えて家に戻った。 久々に ゆったりとした時間がある。 銀行に用も有るので 出かけることにした。 時間に拘束されないので 久しぶりに河原に出て遠回りをした。 猫じゃらしが 黒い種を見せて赤っぽく染まりながら風に揺れていた。 季節外れの黄色のタンポポがポツンポツンと咲いていた。 ふと 母の顔が浮かんだ。 「そろそろ 母をふるさとに連れて行かなくちゃ。。。歩ける内に故郷の地を踏ませなきゃ。。。」 「何処に泊まろうか…。家か?無理だなぁ〜。 でも よそに泊まったのが判れば いい気持ちしないんだろうし…。」 そんな事を考えていたら デジカメを取リ出す機会をなくしてしまった。
音沙汰なしの弟たちに どうして こんな気を使ってしまうのだろう…。 ただ 連れて行きたい…それだけの事なのに 面倒。。。 ま しようがないなぁ〜。これが現実だもの。。。
明日はリハの日。 気持ち切り替えて 元気に行きましょうっと。
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