母のタイムスリップ日記
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| 2004年09月11日(土) |
何を持って善しとすべきか? |
夫を送り出して 直ぐにご近所宅を回った。 初めての署名活動である。 明日中に集めて13日の議会前に追加として届けるのである。
心の奥底に有る思い。 「無駄と思える事を何故やるの?」 おそらく 陳情書は考慮して貰ったとしても もう動かないだろう。。。 そこにエネルギーを注ぐ自分に腹が立つのだ。
ご近所宅は「有難う」「ご苦労様」「頑張って」と言う言葉と「役所なんてこんな事したって何も変わらないよ」と自分を振り返って忠告してくださる方 説明の途中で「知らない事には 協力できない」と言う方。。。ほんとに様々だった。 こういう状況なんだろうなぁ〜と判っていたので 悔しいとか 何故判ってくれないなどという思いはあまり湧かない。 結局の所 今の状況を知ってもらうという事が署名してもらう意義だろうなぁ〜と考えている。
そうなのだ。 私は かなり今の自分の行動を冷ややかに見ているのだ。 こんなに冷めているのに…なぜ動くのだろうか。。。
午前中に利用者さん訪問して 昼食後支援センターに出向いて署名してもらった。慌てて出たので書名の新規の物を入れ忘れてしまった。 それでも「大変だぁ〜。。。」と行動を労って下さり 新規の表を作ってプリントしてくれた。全職員の署名をしてくださった。 ここでも「結果は良いと限らない。。。」と言う話だった。 立場上役所からも話が聞けて…予測はついているのだろうと思う。 それでも 尚 後ろから応援してくださる事が何よりの励ましとなった。
ここでケアマネさんとちょこっと矛盾した話をした。 ケアマネさんが珍しく 疑問を投げかけていた。。。 詳しい事は避けるけれど…そこには命に関る事と人としての尊厳。。。最終章のあり方を考えさせられる話だった。 介護と現代医療の抱える矛盾である。
一口に介護とは言っても実に様々な局面が待ち受けているのだ。 みんなが同じ場面を通過するわけでないけれど…往々にして直面する問題でもある。
署名を戴いてから 更に知り合いを訪ねた。 ここでも重たい話。 そこから また 知り合いの所に向かった。 そこでは ショート利用の対応のまずさのを質問した方への施設からの回答書を見せて貰った。 「ケアマネにショートの苦情を伝えてもそこから施設に苦情を伝える事は稀である。管轄すべき役所にもその苦情を回りまわって伝わってはいるけれど…本人の申し入れでないので 処理できない。 だから 苦情は直接施設に伝えて回答を得るのが一番だろう」とその方は熱っぽく話してくれた。 事実 ショート明けの時には「担当職員が不在ですので…」で通過してしまったのにひとたび質問をすると丁寧な対処の説明(オムツを替えた時間 その時の対処まで詳しく書いてあり)更にその後施設としての話し合いの報告と反省まできっちり書いてあった。
役所には あそこの施設を利用すると殆どこうなる…等という情報が細かく入っているそうである。 何故にそういった情報を生かせないんだろう。。。
あちらにもこちらにも重たい話が転がっているのに…。 関係のないところでは 全く知る事もなくて。。。 これが 介護の実態だと思う。
何を持って善しとすべきか…。私自身 迷路に張り込み始めたような気がする。。。きっと結論は出ないだろうけれど…。 これが生きてるって事なのかも知れない。
最後に母の所に行った。 「家に帰りたい」と言う母だった。「家は何処か?」と聞くと自分の生まれた町の家を言った。これは 久しぶりだ。 外に散歩に出て 暫く歩いた。 今日は 疲れたのか 更に歩きたいとは言わなかった。。。
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