母のタイムスリップ日記
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金曜 仕事が撥ねてから其の儘 大阪に遊びに出かけた娘。 その娘が 大阪から泣きの電話を入れてきた。 大阪の梅田のお茶屋さんに寄ったら「もう 閉店ですから」と言われてお土産にしようと思ったお茶が買えなかったらしい。 お店の閉店は 10:30で オーダーストップが10:00だそうだ。 前回は10:30分だったので それは仕方なし納得したが…。 今回は 10時ギリギリに滑り込んだらしい。 「なんでやねん」と怒り半分泣き半分と言った所だった。
こちらでは 閉店を過ぎようとも店の中に居る限りは殆ど売ってもらえる。 「すみませんね。ギリギリで…」と詫びると…勿論「いえいえ 有難うございます」と言ってもらえる。
こちらに生活していると これが当たり前だけれど…。西の方の文化は少し違うのだろう。 西の人は値切り上手と言うけれど…こういう時 「お客やん 売って頂戴」と切り込んだら失礼になるのだろうか?
今日は今日で 目いっぱいの用で お店に寄る事は不可能で…。 きっと 予定のお土産は買えないまま 帰ってくるのだろう。
今日は午前中利用者さん訪問。 お若いヘルパーさんの仕事振りをお話くださった。 お掃除の仕方の違いにちょっとがっくりなさって入らした。 「私みたいにカビのでかかった者と比較されると可哀想です。おそらくこれから学んで成長なさると思いますので…」とカバー。
ご主人に草取りを頼んだら…大切な草花まで抜かれてしまったと嘆かれていらした。「あ〜そういえば…二人静かが草と一緒に纏めてあったなぁ〜」 何処も同じ。。。と思わず苦笑してしまった。 (電話が入って一時中断)
午後 母の所に出向く。 昨日と今日の午前中 母は「○○(私の名)は未だ来ないの?さっきまで居たのに…」とか「○△ちゃん(従妹の名)は今日は来ないの?」と随分聞いたらしい。今日は 部屋に篭って窓から「○△ちゃ〜ん」と呼んで涙を零していたという事だった。 確かに母の頭を撫でた時母の目にきらりと光る物が見えた。 昨日は普通以上の排便が有ったと聞いたし今日も少し排便が見られて…お腹を擦っているので 腹痛があって 誰かそばに居て欲しかったのだろうなぁ〜と想像できた。 ちゃんと話す事が出来れば…と思うのだが…。 こればかりは どうしようもない。 しかし この所 私の名や従妹の名を口にする事は殆どなくなっていたので状態から言えば 比較的よいと言っていいのだろう。
連れ立って外に出た。 台風の影響か小雨が降っていたけれど…ここは相合傘で。 家電のディスカウントショップの前で「ここは本屋さんか?」と聞いてきた。「ここはね 洗濯機やテレビ ラジオやアイロン等を売っている電気屋さん。○ちゃん この中で何が好き?」と聞いてみた。 「テレビかな?」 「へぇ〜。テレビを観るの好きなんだ?テレビで面白いのは何?」 「…動くの…」 「?。コマーシャルかな?」 「コマーシャル?じゃないなぁ〜」…コマーシャルを理解できているんだ… 「う〜ん。じゃ ドラマ?」 「うん ドラマいいねぇ〜」…ほう〜ドラマも理解できている… 具体的なドラマ名など言える筈もないのだけれど…。
歩道の植え込みに目を向けて「皐月 頑張って…」と応援する。 突然に皐月という単語が出て 頑張れと応援なんて。。。 タンポポだって母の好きな紫式部だって固有名詞は出なくなっているのになぁ〜。
途中ファミレスに入り フリードリンクとパパイヤを注文。 フリードリンクは自分で準備せねばならないので「温かい飲み物?冷たいの?」と聞くと「いつもの…」と言う返事に またまた「ぎょっ」 どうやら 良く来る店であり 飲み物を私が運んでくる事も覚えているのだ。言葉で話せないけれど…単語と動きでそう感じた。
散歩の途中で「ね 稲が頭を垂れているよねぇ〜」と言うと 垂れサクラの枝を見て「そうだねぇ〜。こんにちは してるねぇ〜」と言っているのに。
今日もこんな調子で 母との時間が過ぎた。
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