母のタイムスリップ日記
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2004年08月05日(木) いい日だと思ったのにぃ…


「血圧 測りますね」と言う療法士さんの言葉に「高くないかなぁ〜」と母は応答した。
実にかみ合った返答に驚いた。
今日は 体調がいいんだなぁ〜と感じた。

「横向いてください」と言われると「十二時になった?」と返答したりもするのだけれど…。
この場合 耳が遠いと言う事もあるので おおめに見てあげないとなぁ〜。

リハが済んで外に出る時 着替えをしたら…「こんないい服持っていたっけ?」と聞いてきた。
「ほ〜っ。自分の服と判るんだなぁ〜」
別に久々に着る服ではないのだけれど…。それでも自分の物と判るだけいいんじゃない?
普通は「××(私の名)ちゃんの服借りてねぇ〜。悪いねぇ〜。有難う」と言うのだもの…。

ある時期はこう行かなかった。
突如 家に帰りたくなると着ているものを次々に脱いで行った。
「これは 私の服じゃない」と言って自分の記憶にある服を取り出して 荷物を纏めて 外に出て行こうとした。
それも一日の内に何回も…。
あの頃 母が何を基準として「自分の服でない…」と言っているのか判らなかった。ある時 母自身が作った服は 絶対に間違えない事に気が付いた。
母が「自分の服じゃない」と言った時「あれっ 忘れちゃったの?ほら 一緒に出かけて買ったじゃない」とか「もう去年もその前にも 着ていたじゃない…忘れた?」と聞き返すと慌てて「覚えているよ」という時もあれば「そう?忘れちゃったぁ〜」という時もあったなぁ〜。
不穏が強い時は そんな言葉すら耳に入らなくて…。「違います。忘れてなんていません」と反発された事もあったなぁ〜。

とにかく 母の様子に合わせて あれこれ言葉を選んで対処していた。

今の母は 言葉も気持ちも パターン化されてしまって かける言葉も決まってきているなぁ〜。

施設の外に出て 美容院に向かった。
今日の母は落ち着いていると感じた通り 美容院でも非常に静かだった。
前回(きっとパーマを掛けたのは 3ヶ月前と思うが)は定着液を付ける時のタオルがきついと騒ぎ 定着液が流れると騒ぎ 目が放せなかった。
もう そろそろ限界か?と思ったのだが…。
今日のような日があると 望みが持てる。
雑誌も手に取り 声を出して読む。
女の子の美容師さんが「初めて本を読む所を見た」と言っていた。
綺麗になるのも判るようでニコニコしていた。
こうなると 連れて来て良かったなぁ〜と思う。

今日は 母も私もパーマを掛けた。
いつもは母の見守り役なのだけれど…もう忙しくて これから先何時美容院にいけるか判らないので…オーナーに相談して 同時に終わらせて貰う事にしたのだった。
予定通りに出来て…気を良くした。

昼食は 外食。
空腹感のない母で2時を回っても遅い食事ではなかった。
食べる順番はメチャメチャで ご飯も少し硬くて…食べようとする意思が弱かった。仕方ないので 少し介助した。
お店の人の視線を感じて気まずかった。

でも 会計の時
「オシアワセ デスネ」と声をかけてきた。「マタ イラシテクダサイ」とも言った。
この店 殆ど中国の人だった。
私たちに向ける視線は 冷たいものではなかったんだと知り 嬉しくなった。

用もあるので母を施設に送り届けて 家に向かった。
タイムリミットの5時の5分前だった。「セーフ!」
これも何とか良い方に片付きはじめて…嬉しくなった。

が畑に 初めてデジカメ持参で出かけたら…。
合わないめがねを掛けたせいで…微妙にピントが甘くなっていた。
そのうえ 昨日 2年ぶりに咲いたサボテンの花をとってもうまく撮れたのに…夫も「いいねぇ〜」って褒めてくれたのに…。
どういう訳か サボテンの花が消えてしまっていた。

あ〜会心の作だったのにぃ〜(涙)
もうサボテンの花は しぼんでしまっている…(涙)



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