母のタイムスリップ日記
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2004年06月17日(木) 奮ってますねぇ〜


 母を迎えに行き バス停までの道のり…。
歩道の植え込みにゴミが目立った。
母は、いつもこのゴミが気になるのだ。
今日も「ゴミがいっぱいだね」と言う。
「ねぇ〜 汚いから拾って行く?」と聞いてみた。
少し間をおいて
「百円札だったらね どんどん拾うのだけれど…」と笑った。
「そうかぁ〜 そうだよね。あははは…」とつられて笑ってしまった。
へぇ〜。1銭、1円、5円、10円、百円。千円はちと縁遠いかな?
お札の中でも 値の張るお札をご指名出来るんだと驚いた。
妙に現実感があって 一日 思いだし笑いをしてしまった。

家の前まで来ると もう療法士さんは見えていた。
おそらく出勤前の娘が足止めとなっているだろう。
フレックスタイムで良かった。
来る時間を言っていたんだから…早めに出ればかち合う事も無い筈で…これは母のせいばかりではないだろう。
娘は ご丁寧にお茶など支度していた。
「有難う。ごめん。行ってらっしゃい」と娘を送り出した。
母のお尻が汚れているのは判っていたけれど…急いで来てしまった。
療法士さんには、不調法を詫びて 母には少し我慢してもらって…リハに入った。朝なので 心地よく眠るという事も無くリハを受けていた。
終わったら「有難うございました」とお礼も言えた。

急いでトイレ誘導。お詫びをしながらお尻を拭く。
母は「こっちこそ…」と恐縮している。
今度は 其の儘 お風呂直行。
今日はお湯を張り替える時間が無くて…西洋風に湯船の中で身体を洗い 洗髪をした。
所が こんな経験は母にも私にも経験が無いので アタフタとしてしまった。母も嫌そうだった。
やっぱり 慣れぬ事はするもんじゃないと深〜く反省。

その後 お散歩。
外の風は 誠に心地よくて…足取りも軽やかである。
また 羽目を外して多めに歩いた。
勿論幾度も「疲れない?」「足 痛くない?」と聞いていた。
その度に「大丈夫」と言う返事が返ってきていた。
家が近くなった頃に「疲れない?」と聞くと…。
「疲れても 疲れたと言いたくない…」と言った。
あ〜 またしても1本取られてしまった!
気持ちも判るので母の頑張りを素直に認めた。

お昼を食べて 少し休息している時に本を読んでいた。
「私にもこういう時がある」と言って 本を広げたまま私の前に持ってきた。
ゆっくりと声を出して読んでみた。
母は、頷きながら聞いている。
「どういう時かな」と母の思いを探ってみた。
「眠れない晩もある」と言う所で「これかな?」と思って「眠れない晩もあるの?」と聞くと「うん」と頷き「一晩中というわけではないけれど…」と涙ぐむ。でも かなり長い時間なのだろう事は想像できた。
母の不安定さはそういう所にも有りそうだと感じて「寂しい?」と聞いてみた。「そういう時もあるけれど…寂しくないよ」
今は 私と一緒だから…かな?

母の思いを探るという事は なかなか難しくなってきている。
でも今日のように 判る時もある。
母もなかなか大変な事だろう。


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