母のタイムスリップ日記
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2004年06月15日(火) 梅雨の中休み…


 ヒェ〜 疲れた。
でも、心地よい疲れ。

昨夜は 何の問題も無く安眠。今朝の目覚めも上々。食欲も最高。其の上、5日近く本格的便通も無かったのに…今朝無事にお通じあり。
昨夜の温めた牛乳を呑んだ効果が出たのだ。
母の検査結果に問題がないと判って 浮かれ気分となった。
気温は高いけれど からりとしたお天気が浮かれ気分を更に加速させた。

診療所を出てから 時間はたっぷり有るから電車に乗って外出しようと思った。

電車に乗って 山里に向かった。
駅の前を流れる川で 久々に鰍蛙の声を耳にした。
故郷の景色を思い出した。
母にも味わって欲しくて 川の傍に腰を下ろして「ほら、聞こえない?」と聞いてみたけれど…残念ながら 母の耳には届かなかった。
「ご飯?お蕎麦?」と聞くと「冷たい蕎麦が…」と言うのでお蕎麦屋さんに入った。
昼食後「ケーブルカーに乗ってみない?」と誘ったけれど「乗らなくともいい」と言うので再度川べりを散策した。
疲れた様子なので 電車に乗って帰路につく。
一駅手前で降りて紫陽花を見た。

一番綺麗に見える場所に連れて行くと「いいねぇ〜」とため息。
傍まで行くと花に触れない位の所で花を撫でるようにして「綺麗だねぇ〜」と幾度も言った。
さっきの疲れは 何処へやら…といった所。
少し休息して バスに乗ってホームへと戻った。

戻ると直ぐに横になって休息。
それでも15分ほどすると起き出した。
ホールに出て 利用者さんのご家族の持って来られた刺し子をさせて戴く。

朝 家を出る時外出の予定をしていなかったので 布団を干しっぱなしだった事を思い出して…後を職員に託して家に戻った。

家に着いたら ど〜っと疲れが出てきた。
若し これが在宅だったら 疲れたからと言っても母のフォローはしなければならないだろう。
こんな無理が出来るのも 施設に託しているからだと思った。

何か いい事ばかりのようだけれど…。
問題は いろいろ起きた。
ひとつだけ書き記すなら…。
電車に乗った時「あの人が 私を見て睨んでいる」と言い出した。
少し離れた所にいる人だった。睨んでいたわけでもなく隣の人と談笑なさっていらしたのに…。
私が視線を移そうとすると「みるな」と強く言った。
外に視線を移して「葉の緑が良いねぇ〜」と話題を変えたら すんなり応じてくれた。
電車が走り出すと「何で急に走るんだ」と怒り出す。
母には発車の合図が聞こえないようだった。
「ここは始発だから…」答えにもならない答え方をしたら 納得した。
こんな風に 母の心の起伏は一日に幾度と無く変わった。
母の風向きを時に交し 時に応じて…過ごした。

在宅の頃も一日のうちに風向きが幾度も変わる事があった。
あの頃 その対応に苦慮して疲れた。

今 そういった事に全く腹が立たない。
母の状態がただただ平坦になりつつあり 起伏が見えることがとても嬉しいのである。
そればかりでは ないだろう。
母を託しているので 我慢ばかり強いられる状況でないからという事もあるだろう。

日記を記しながら、母は落ち着いて眠っているだろうか?興奮して無いだろうか?と気になってくる。
心地よい疲れで眠っていてくれますように…。


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