母のタイムスリップ日記
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2004年04月21日(水) 根気が続かない…かぁ〜

 母の衣類は、様子を見ながら時折入れ替えている。
真冬のコートや厚手のセーターの類は さすがに 引き取ってきてクリーニングを済ませた。
けれど、その後の薄手のコートや毛糸のベスト等は 気温の低下もあって置いた儘になっていた。
下着も長袖シャツや長下ズボン等は 片付けた方が良いだろうと思ったのだった。

昨日 クローゼットを空けて 衣類を取り出して畳の上に広げて行った。
すると 母はそのひとつをひとつを手に取ってみていた。
瞬間「しまったかな?」と思った。
と言うのも 在宅時にはこんな時荷物を纏めて「帰るから風呂敷頂戴」と帰宅準備が強まるのだった。
でも、昨日の母は そういう事もせずちゃんと畳みだした。
衣類が多量だったので途中で嫌になったのだろう…「○○ちゃんに任せるわぁ〜」と仕事を放棄した。
「だるいなぁ〜」とも言っていたから気力が続かなくなってきているのだろう。
それでも、在宅時だったら「ごめんねぇ〜。あんたばっかりに仕事させてしまってぇ〜」と繰り返し繰り返し謝り始めて 思い出しては手伝うという事をしていた。
でも、そういう事も無かった。

在宅時 作業時の纏わり付きが ほんとに面倒だったけれど 今のような状態になってしまうとあの時の方が良かったのだと感じる。
母に活力がある方が 対等で過ごせるような気がしてくる。

こういう感覚は、過ぎてしまったから言える事で 現在 追われる様な毎日を過ごしている人にとっては とんでも無い事かも知れない。

でも、実際の所 反発が少なくなってくるというのも寂しい事だと感じる。
余計な事をされて対応する時と 出来なくなって対応するのとでは 随分違うものだなぁ〜。
目が放せないという事情も やはり状況によって違ってくる物だとも思う。

あまり急激な変化はないと思って来たけれど、こうやって見ると随分と後退している面があるという事が見えてきた。
最近、こういう事ばかりに目が行ってしまう。
現状維持…そう思って母との時間を過ごしているけれど…時折「ぬかに釘。暖簾に腕押し」状態になってきているなぁ〜とやきもきしてしてしまうこの頃である。

衣類を片付けて、七分丈のセーターやTシャツ。薄手のカーディガン。薄手の長袖パジャマ等を出して補充した。
ふと見ると汚れた儘のアンサンブルが出て来た。
「ゲーッ」である。
しまう時は 洗濯してある物と思って片付けたのだろう。
しまいこんだ薄手のセーターや毛糸のカーデガンを再度出してみるとやはり食べ零しのしみが付いたままになっているのが数点見つかった。
それらを纏めて家に持ち帰り洗濯する事に。

今日、それらを洗濯した。
長期に放置したので取れないのでは…と心配だったが、手洗いを繰り返したら何とか綺麗になりほっとした。

母は、一人で衣類を出して着替えるという事は出来なくなっているのだから…今度は一度着用した衣類を入れる袋を準備したほうが良いのかな?
家なら 毎日点検できるし汚れたら着替えるけれど…施設はそうも行かないのだろう…。


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