母のタイムスリップ日記
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夫と娘をそれぞれ職場に送ったところで施設から電話が入った。 母を買い物に連れ出そうと思うけれど、面会にいらっしゃいますか?という事だった。 面会に行かない旨を伝えた。
探し物をするため外出を予定していたので、ちょっとホッとした。 自分だけ出てしまう事が ほんの少し後ろめたいのである。
電車に乗って賑やかなところまで出かけた。 暫く 町をうろつく事をしなくなったので、お店が判らない。 あ、あそこに入っていたなぁ〜…といってみるとない。 浦島太郎状態だった。 初めにネットで調べて置けば良かったと思っても後の祭りであった。
用があって出かけても、町を見て歩く事はなくなって久しい。 通過していくだけになっているんだなぁ〜と思った。
探し物は数点あった。 中でも一番欲しい物は、CHEMEXのコーヒーメーカーのフィルター。 地元にも有ったのに…取引しなくなったと言われたのだった。
最初は雑踏の中を人を掻き分けてあちこち探し歩いた。 混雑の中では 人を追い越すのがとても面倒だった。 人をよけて歩く勘が 鈍っているのを感じた
混雑を避けて歩いていると気分がいい。 人を追い抜いて歩くのも心地良い。
町のはずれの方に向かった。 娘が言っていた場所である。 大きなビルだけど、人はそんなにいなくて…。 初めての場所なので探検気分になった。 売り場は判ったけれど、やっぱりなかった。 探し出せない事が悔しかった。 お店の人に聞こうと思ったら「CHEMEX]が出てこない。 そんな馬鹿な…と思ったけれどやっぱり駄目だった。 「コーヒーメーカーはここだけですか?」と聞くのがせいぜいだった。 このお店は、みていて楽しかった。 時間が有るなら ゆっくり見て回りたい。 ここなら母を連れても大丈夫そうである。バスだって最寄り駅にピストンしているから。 ただ、母の趣味に合うかな? ここでの探し物は諦めてビルを出た。
そして ホームレスの人の住む公園に出た。 桜は まだ咲きかけたばかりだった。 それにしても このごろの家はダンボールだけでないんだなぁ…。 家の前は塵ひとつなくて、箒で掃いた跡があったりして…びっくりした。 人々の暮らしは様々だと改めて思った。
もう少し若い時は 電車を乗り継いで別の町まで探しに出かけただろう。 今日は、諦めた。 駄目押しで、デパートに寄って聞いてみた。 ここだって、以前は扱っていた筈である。 でも やっぱりなかった。「別のビルで…」と言われても もう歩く気がしなかった。
以前なら 出たついでに何か買っただろうけれど…。 手荷物なしで電車に乗り込んだ。
探しきれなくて悔しいので 一体何処に行けばよいのだろう…とネットで検索。有りました。 今度は、そこに向かって「ゴー」である。 一体 次に行く時は何時になる物やら…。
急いで戻った物の家人はみんな遅い。 何も急がなくても良かったのだ。 気分だけ 追われているんだなぁ〜。 これって、夕暮れ症候群だろうかな(笑)
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