母のタイムスリップ日記
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2004年03月14日(日) ホワイトデイ

バレンタインデイの日に母と同じフロアのみんなにチョコとおせんべいを入れてプレゼントした。
そのお返しに…と昨日 職員から声をかけられた。
入所者の一人の発案でホットケーキを作ってくださるという事だった。

オフ日としては、とても都合の良い日で 夫は仕事 娘は出張で家の片付けには都合が良かった。
でも、利用者さんがやる気を出しているのだから…と施設を優先させた。

ホットケーキからクレープに変更されていたけれど…。
下準備は職員がなさり、焼くのを男性陣が受け持った。
二人とも片麻痺があるのだけれど…上手に焼いてくれフルーツと生クリームをはさんでくれた。
焼いている時の表情が何とも言え無かった。
出かけて良かった。
男性陣が人数分焼いてもクレープの種が残っていたので女性にも焼いてもらった。勿論職員の許可を得た。
母も焼いた。でも、プレートに手を置かないかとひやひやした。
母と同じ年の方にも焼いてもらおうとした。焼き始めた時「こんな人にさせて危ないでしょ」と入所者の一人に怒られた。
確かに、その感覚は正しい。そういう感覚を持ち合わせている人も入所者にはいる。
それでも、注意深く焼いてもらった。
始めは嫌そうだったのに、お玉で掬ってプレートに種を落とした時の笑顔は何ともいえない症状だった。順に他の方にもチャレンジしてもらった。

一口食べて手をつけない人がいた。
ひょっとしたら…と思い「お味噌かお醤油ありませんか?」職員に聞いてみた。「佃煮海苔ならあるんだけれど…」と言うので「上出来」とクレープに佃煮海苔を塗ってクルクルとまいてあげた。
すると食べ始めた。
きっと塩辛い味を求めていたのだろう。

他の人にも海苔クレープは好評だった。

施設に付いた時 母の後ろからそっと近づいて頬擦りをした。
「誰だぁ〜××(私の名前)かぁ〜」と聞いてきた。
昨日に続き私の名を口に出来た。すごいねぇ〜。
それでも、帰る頃に「私は誰?」と聞くと「判ってるよぉ〜」「だから、名前?」と聞くと「○○ちゃん(いとこの名)」とニコニコして言っていた。
どうやら、顔が見えないほうがちゃんと判るみたい。
母は、私の顔は○○ちゃんと設定し直しているようである。
こればかりは、設定し直しは難しいのだろうなぁ〜。


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