母のタイムスリップ日記
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味噌は寒仕込みが良いのだけれど…忙しさにかまけて味噌仕込を忘れていた。材料は準備していたのに…早くしないと麹が駄目になってしまう。 来週中には ちゃんと片付けようっと。
さっき、弟から電話があった。 今回ばかりは、きちんと経過報告してくれた。そして、母の様子も聞いてきた。 おまけに「桜が咲く頃にでも 1度ふるさとに連れて来ようかな…」とも言っていた。実行できるかはさておいて、そういう気持ちになってくれた事が判っただけでほっとする。 でも、いつも これで騙されるのも事実で…。おっちょこちょいのアンポンタンな私は、嬉しくなってつい 過度の期待をしてしまうんだよね。 だから、これはこれ、言葉遊びのつもりでいようと思う。 安心するのは、全てが片付いてからの事にしよう。 でも、すこしは 良く眠れるかも…(笑)
今日は、リハの日だった。 先週は、Ghに出向いて貰って居室でリハを受けた。療法士さんが初めてGHに足を踏み入れたのである。 彼が言うのに 家と施設では表情がかなり違うと感じたそうである。 娘と認識できないけれど 自分を大事にしてくれる人とは判っているので 安心してるという事もあるけれど…。 おそらく、言葉かけの多さとスキンシップから安心感が生まれているのだろうと思う。 施設では、どうしても個に対しての言葉かけが足りないのである。 自分の事すら判らなくなりつつあり 何をするかも判らないのだから 誰も居ない事は 相当不安であろうと思う。 いや、療法士さんに言われるまで、母の表情の変化は私の中で感じるエゴかもしれないと何処かで思っていた。 だけど、他人からみてもそう感じるなら…確かなのだろう。 リハを始める前に 療法士さんに挨拶をした母だけれど…。リハを受けてかなり時間が経って太もものほぐしに入った時「上手だねぇ〜」と突如言った。頭を起こして療法士さんの姿を確認してから「男の人なんだ」と言った。…なるほど 母の中の時間と言う物は 繋がってなくて細切れなんだなと感じた。ほんの15分前に挨拶を済ませて同じ作業を受けていてもそれが繋がってないのだなぁ〜。 そう言ったあと 母は また 眠ってしまった。 療法士さんと私との穏やかな会話を子守歌代わりに聞きながら 安心して眠っているのがわかる。
今日の母の手足はすごく冷たかった。寒さは そんなでもないのに…施設にいる時から「寒い」と言っていた。実際 着ているものも薄着で…着替えた折、下着等を足したのだけれど…それでも変わらなかった。 入浴して 温まって貰いたかったけれど…寒いと感じる時に入れて外に連れ出すのは偲びなかった。仕方ないので洗髪だけとした。 洗髪だけでも、浴室は充分温めた。 顔にクリームを塗ってもらった。「良いにおい」と喜んでいた。
施設の玄関をくぐる時「また 来たか」と呟くのを聞いた。
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