母のタイムスリップ日記
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| 2003年12月31日(水) |
世界でひとつだけの花 |
これが、今年の私の中でのヒット。 大ヒットする以前から耳にしてはいた。 でも、2月の脳出血の時 励ましとなった歌である。 母には 母だけしか咲かせられない花があった。 見事、母だけの花を咲かせてくれた。
その花は、我が家に見事に感動を与えてくれた。 今年の「母の花」は忘れる事が無いだろう。 「お母さん、有難う…」
夕方、大急ぎで施設に行き 母を家に連れてきた。 おそらく、家に帰るのは母だけである。 帰るとき、一人一人と握手して 「今年もお世話になりました。有難うございます。来年もどうぞ宜しくお願いいたします」と握手した。 ぽかんとした表情から、ニッコリ笑みがこぼれて「こちらこそ…」という返事が返ってきた。 昨年は、そこまでの余裕がなかった。 今年は、きちんと挨拶できた。 共に歩んできた人たち…。そんな気持ちが生まれている…。
今、母は、家で眠っている。 紅白を10時過ぎまで見ていた。 私が時折、台所に立っても 母は、落ち着いていた。 食事が終わった時 少し落ち着きがなくなったので心配した。 「明日はお正月のご馳走があるから 今日は泊まって行ってね」と言うと 「ほう、おいしいものは大好きだから…」といって笑った。
紅白に見入ったのは、何年ぶりだろう…。 母と夫、娘が同じ部屋でテレビを見る事が出来なくなっていた。 いや、テレビだって見ていられなかったし、家族と過ごす事も出来なっていた。でも、今日は、みんなで見ていたし不穏になる事もなかった。 「おかちゃん」という言葉も全く発せられなかった。 夫の顔を見て「面白い…」と笑う。夫も笑う。「何がってこと無いけれど面白い…」といって笑い続けていた。 こんなに楽な年は 初めてである。 「眠く無いの?」と幾度聞いても「眠くない…」と言い 其の儘 ホットカーペットの上に寝てしまった。 これから、起こして お布団に移動させる。
弟からの漬物とおそばが届いた。 夫は「初めてだね。こんな事…」と言った。 特に機嫌が悪くならなかったのでほっとした。
また 新しい年が始まる。どんな年になるのだろう…。 母と楽しく過ごせれば…それだけで幸せである。
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