母のタイムスリップ日記
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今日は、書き置いておきたい事がたくさんある。 でも、どれも長くなりそうなので「痴呆の告知」についての考察を。
先日読んだ本の中にも告知を受けた事例が載っていた。 残念ながら、外国の話である。
実は、今日 地元の内科医と精神科医と家族の方と支援センターの方のミニシンポジュームがあった。 「家族と共に痴呆症について考える」というもので主に初期の痴呆が対象だった。
痴呆症は、初期診断を早めに受けて 家族がここの準備をした方が良いというのが共通した医師の意見だった。 内科医は、昨日の朝日新聞の痴呆フォーラムの記事の下段に有ったファイザー製薬の広告を事例に取られていた。 私の隣にはそのファイザー製薬の方が座っておられた。(この事はまた後日に触れる)
家族の方が、お義母様に「痴呆症なのよ」と告知したいけれどご主人の反対で告知できていないと言われていた。 精神科医もこれからは、外国のように告知して行くべきと私的には感じていると言われた。
重い課題である。
私が痴呆になった時どうして欲しいだろう?難しいなぁ〜。 でも、きっと告知されたら受け止めるだろうと思う。。。。。 母の介護を通して学ばさせて貰った事がある。 急激に変化はしていかない事も承知しているし現実を見て来たし。。。。 でも、どうだろうか?
じゃ、母に告知したのか? 「痴呆症」と言う告知はしていない。 でも らしき事は伝えてある。医師から受けたような告知は出来ないし、父に知らせたのとも異なるのである。 父にだって直ぐ知らせた訳でもないのだから 母にはそれよりもっと後になってからである。
「忘れてばっかりで、だんだん馬鹿になっていくみたいで…」「なんにも思い出せなくなって…」ととても切なそうに訴えて来た頃にぼんやりと伝えたのである。 「脳の血管が詰まってきていているから忘れやすくなってきているんだって」とだけ伝えたのである。 でも、かなりの補足をした。 年を取って来ると誰でもそうなってくるからね。心配しないでいいよ。 食事や運動でカバーできるからこれ以上悪くならないように頑張ろうね でも、若し忘れる事が多くなったら その分は必ず私がカバーしていくか ら。これは、順番の事だから気にする事無いよ。 こんな風に告知らしき事をしたのだった。 時期的には要介護2くらいの時期。 介護保険等無かった頃の事である。
忘れる事を度々家族から指摘されて、落ち込み 混乱し 情緒が不安定になっていた頃である。
この辺りで、母は 冷静に自分を見るようになり「ここまでは覚えている」と記憶を探るようになっていたなと思う。
だから、告知は必要なのかも知れない。 でも…。直球は、出来ないなぁ…。
と書いてみて、「そうか…?」と思う。 実は、典型的な痴呆症街道まっしぐらの母に「何もしないで居ると痴呆になってしまうよ」「痴呆症になるよ」等とも言っているのである。 これは、今でも言っているのである。 私の介護なんて実に矛盾しているなぁ〜。
この会で医師の何気ない言葉が頭から離れない。 「痴呆の診断は早いうちに。でも、現場の専門医からは『もう 診察するのにキャパオーバー状態だから 出来れば 初期の場合は内科の方で』と言う声が上がり始めている」と。
2005年には、痴呆の高齢者(85歳以上の)の4人に1人。2020年には、292万人が痴呆高齢者となると推測されているのである。
あれ、告知の事から 少しずれ始めてしまった。 告知は、医師からなされるのだろうけれど…。 これから14.5年の内に告知後のフォロー体制は整備されるだろうか? がん告知だって、色々の問題を抱えているのである。 「うーーーーーん」大丈夫かな?
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