母のタイムスリップ日記
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2003年10月12日(日) 折り紙教室


 昨日、家に向かう時ひとつ手前の停留所で降りた。
駅まで少し歩いた。

駅前では、ちょっとしたイベントをやっているので寄ってみようと思ったのだった。
覘いてみると「折り紙」のコーナーがあった。
おそらくは、子供に向けて物なのだろうけれど どんな物を折るのだろうと様子を見た。
母にも折れそうなものばかりだった。(一人で折っていく事は不可能に近いけれど一緒に折るなら出来そう)
誰も参加していなかったので 迷惑も掛からないだろうと思って「いいでしょうか?」と聞くと「どうぞ」と喜んで受け入れてもらえた。
母と取り組んだのは、シャツ型の爪楊枝いれである。
折り紙とは言っても 包装紙を切ったものである。
折り方を聞いて折ってみせる。そのあと母が折る。
勝手に先に折ってしまわないように「ここで待って」とストップをかけて等と声をかけながら作業を進めた。
何を折るか、どう折るか、順番は、等判らないけれど 丁寧に折ることだけは出来る。
ゆっくりと折り進めて作品が仕上がった。
とても簡単なものだけれど、でも 外に出て見知らぬ人から教えて戴く経験は気分も変わるしいい物だなぁと思った。

デパートの中をゆっくり歩いて回って家に向かった。

食事を終えて お腹いっぱいになったので 散歩に出た。
柿の実が熟れ出して、カラスが狙っていた。
母の視線はカラスに向いた。
「あっ 大きな黒い…」「そうだねカラスだねぇ」
「あっ 柿が…カラスがつついたんだねぇ」「あっあそこにも…」と電柱のカラスを指す。そのうちカラスの数を数え出した。
でも、カラスは じっとはしてないので 母には正確に数えられなかった。
目の前の状況は、把握できて話も出来るようだなぁ。

昨日もしっかり歩き 今日も午前、午後と歩いたからか 母の血圧は大変良い状態であった。健康体の通常の血圧である。
それでも、かなり疲れたのだろう家に付く頃には フラ付いていた。
ちょっと横になって貰ったらスーッと寝入ってしまった。

暫くして療法士さんが見えて リハビリを施術して頂く。
療法士さんは、やはり リハのできるデイを来年4月までに開業するつもりで役所に出向いたり場所を探したりと具体的に動き出して居られる様だった。

今朝、朝日新聞を読んでいたら目に留まった記事があった。
「仲間はずれ」痛がる脳。体の痛みと同じ反応。
つまり、肉体的に痛いと感じた時と阻害される事による心の痛みとは 脳の同じ場所で反応を示すという事が米カリフォルニア大等のグループが確かめ
米科学雑誌サイエンスの最新号に発表したそうである。
痴呆になるとどうしてもいろいろの事から外されて行くけれど、これが感知できる状態だとやはりかなりの痛みを感じるのだろう。
その痛みは きっとストレスとなるのだろうな…。
おそらく侮辱や汚い言葉も打たれると同じ所で痛みを感じるという事になるのだろう。薄々 気が付いてはいたけれど…。

私自身も母にストレスを与える言葉を発した時期がある。
今、母に謝っても仕方ないかも知れない。
でも、母だってこの世にはいない母に向かって「おかちゃん ごめん」と謝るのだから、ちゃんと謝って置くべきだろうな。
明日は、ちゃんと謝ろう。


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