母のタイムスリップ日記
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今日は、庭木の剪定に按配のいい日だった。 気温が低いので やぶ蚊の出現も少ないと予想できた。 娘は、帰宅してないし 夫は仕事で手も空いていた。 で、脚立を取り出し剪定を始めた。 屋敷内からだと2メートル程、塀の外からだと3メートルはあるだろう。 脚立で塀に登って更に木に登る。 まるで猿みたい。 鋏を使って、切り始めた。 風が少しあって切り落とした枝が通りに飛ばされるので 時々下りてゴミ袋に纏める。 途中昼食をはさんだ。家に入れば 昨晩仕込んだ小豆を煮たり…もち米を蒸したりしておはぎの仕込み。 ふと気が付くと時間も経っていて、ゴマは擦った物を買おうとコンビニに行ってみるが…無かった。 仕方なく、ゴマを炒って擦るという作業も増えてしまった。 そこから、また 剪定作業。
娘も帰宅するし友人が来たりで作業中断。 でも、日のあるうちに何とか2本の木は 剪定を終えた。
予想通り、藪蚊は少なくて助かった。
昨日、母は おかしかった。 どうおかしいかと言うと…。 母と顔を合わせて直ぐ「シャボン玉をする所なの…あんたも入りなさい」と言ったのだった。 「楽しみにしているのなら連れて出られない」と思って職員に尋ねるとそんな話は全く無いという事だった。 居室に連れて行けば、窓辺に立って「あの人 こっちに来ないのよ」と言う。視線の先に目をやると中学校の教室に人影があった。 話しかけても自分の世界に入り込んでいて話を聞く風ではない。 「私の家迄でかけるよ」と言って玄関まで行くと「私は一体何処に行くのでしょう」と言う。 普段 ここまで多弁ではない。 今日の母は、多弁な上にトンチンカン」 いや、突っかかるような多弁ではないのだから まだいいのだけれど…。
バスを乗り継ぎ家の近くの停留所で降りた。 降りた人が数人いて 辻でばったり行き会った。 軽く会釈すると母は、大きく手を振った。「?」相手も察して手を振り返して下さった。きっと、散歩の折に見かけて状況を理解してくださっている方だろうな。住んで居られる所だって知らない方である。 母は、知らない人に手を振る事等 無かった。
家で栗ご飯を食べて貰う。 けれど、食べ方もいつもと全く違う。脳出血を起こした時のように「口に運んでは、食べかけをお皿においてまた、新しいものに箸をつけるの繰り返しで汚い。黙って見守り食べかけをお茶碗に入れ直すと何とか食べた。 デザートにとプリンをテーブルに載せていた。 この分じゃ、無理かなと思っていたけれど其の儘にして洗濯物を取り込みに2階に上がった。その2分位の隙にプリンを空けて中身を食べていた。 スプーンすら準備してなかったのだ。どうやって食べたのだろう? 容器を傾けて吸ったとしか思えない。 スプーンを渡したらまた食べ始めた。でも、全部食べ終える前にふたをして「おいしかった」と言うのだ。 こういう事も母はしなかった。
片付けようとして台所に移動したら「うるさいな」と小声で言った。 物音ひとつしないのに…と思い「何がうるさいのかな?」と聞いてみると 「○○(弟)××(私)がうるさいの」と言うのだ。 「××は何処にいるの?」と聞くと「△△」(ふるさとの名)を言った。 「そう?うるさいの?」と聞きなおすと「いや、それ程でもないのだけれど」と言う。そこで、再度「××は何処にいるの?」と聞いたら「ここにいるでしょ」と私を指差したのだった。
トイレの方はさえていて すっと立ち上がり「トイレ」と言い「大?小?」と聞くと「大」と言ってトイレに入ったらちゃんと「大」が出た。
こんな調子で、夕方を迎えて急ぎGHに戻った。 GHでは、職員さんも今日の母がおかしかったと報告があった。 話し込み家に戻ると7時近くになっていた。
こういう現象って 暫く続くのかな? 普段できている事ができなくて、出来ないでいたことが出来るという妙な現象である。 そう思うと、脳関連の繋がりが違う回路で始まったような…そんな感じがするのである。
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