母のタイムスリップ日記
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| 2003年04月27日(日) |
欲張らず さり気無く…。 |
昨日 夕食を作る間 久しぶりに塗り絵にチャレンジして貰った。 というのも、施設に迎えに行った時塗り絵をした形跡があったから。 きっと、職員に方が声をかけてくださってのこと思う。 面会の度にチラッチラッとその様子を見てきてはいた。 少しづつ塗り方が変わってきているように感じていたのだった。 枠等無視した塗り方から 枠を意識しながらはみ出す塗り方 枠の中に納まってはいるがぎゅっと力いっぱいの塗り方…。そのうちにだんだん力を抜いた塗り方をするようになってきていた。
塗り絵を出した時「わぁー綺麗」と感嘆の声を上げたので意欲があるな意識が高いなと感じていた。 そして、単色ではあるけれど濃淡のついた塗り方をしていたのだった。
私は、母がここまで回復してくれるなんて考えていなかった。 いつも書いているけれど母は医師も認める立派な完全なる痴呆症である。 忘れる事が当たり前であり出来なくなっている事はいっぱい。そして、意欲だって…。 だから、出来なくなった事を取り戻していくなんてあまり聞かない。 痴呆暦 10数年である。
場合に依っては こんな事も在るのだとただただ驚くばかりである。
娘に絵を見せたら「ここまでよくなったのは、施設の方の努力、家族の努力もあるけれど季節や運みたいなものもあるのじゃないかな…」と言った。 確かに、春に向かい季節が動き出す時だからよかったとも言えるような気がする。これが寒さに向かっていく季節だったら外にも出にくくなっていたのだろう。そう考えると人って人の力で生かされているのでなくいろいろの形の力を得て生かしてもらっているのだなとますます思い知らされてくる。
まだまだ、母の課題は いっぱいある。 欲張らず、さり気無く、楽しめながら、リハが出来ればいいなあ。
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