母のタイムスリップ日記
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2003年04月22日(火) 何をしているのかなぁ・・・


 散歩をしていたら畑を耕している方が視界に入った。
ポツリポツリとある畑が綺麗に耕され始める季節でもある。

そんな風景を母と眺めていたら幼い頃母と歌ったメロディーが浮かんだ。

♪小さいお庭をよく均して 可愛い種を蒔きましたら
 お日様ニコニコ笑って眺め 雨は静かに水をまいた
 其のうち種に芽がはえ出て 土からかわいい頭を出し
 ぐんぐん伸びて大きくなって 蕾が出来て花が咲いた♪

私が歌い出すと母も少し思い出したらしく続いて歌い出した。
季節になると、こんな風に幼い頃のメロディーが浮かぶものなのだなぁ。

今日の母は元気ではあるけれど、訳の判らない動作が目立った。
押入れの扉を指で横に線を引き私の背中までその線引きを延ばしてきた。
「くすぐったいよ。何をしてるの?」
「くすぐったいの?ここまで作ればいいのかなと思って」
「何を作るの?」
「????」
こんな調子であった。

散歩して遠くの遠くに見えた花を手を伸ばして取ろうとしてみたり。
そういう奇行は 以前「何してるの?」と言う言葉で「はっ」と気がつく時があったものだが今は全く気がつくことが無くなっているなあ。

でも、公園のベンチに座りおやつを食べている時
「あなたも食べなさい」という言葉を発した。これは、良い調子である。

施設の周辺を一回りして「疲れない?」と聞いたら「未だ歩ける」という。
足の上がりが気持ち悪いようだったので膝を高く上げるように歩いてみたり
川べりのベンチに座り足首を伸ばしたり縮めたりを繰り返してストレッチをしてみた。そんな風に20分近くやってみて施設に戻った。

今日のフロアは、面会者が3人だった。ほっとした。


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