母のタイムスリップ日記
DiaryINDEX|past|will
この所、私は帽子をかぶって外出が多い。 髪が纏まらないので、ちょっと横着と紫外線よけ。
今日、母が「いい帽子だね」と其れを見て言った。 母の帽子は、夏の物はあるが春先の帽子はない。 「買おうか」と言ったら「私は…」と言いかけて顔を曇らせた。 「そんな 贅沢は出来ないの。お金が無いから」 「お金なら、私が預かっていたでしょ。忘れていたの?大切な事忘れると損するよ」「あ、そうだったね」
以前は、かなり勢いよく「お金がない」と言ったものだが、最近は控えめな表現だな。でも、いつも そう 思っているのかな? 在宅時だったら、直ぐに「預かっているよ」とフォロウできるけど施設だとどんな風にフォロウしてもらっているのだろう?
春用の帽子、やっぱり 購入してあげようかな?
初夏を思わせる日で、外でおやつを食べようと準備して出かけた。 ところが、目的地についてバックを探したら入ってなかった。 忘れて来たのだった。 仕方が無いので、飲み物とお菓子を買いおやつタイム。
今日もよく頑張って歩いた。 今日は、お腹が痛いとは言わなかった。 職員の方の話でも便が出たとは言ってなかった。 昨日は ガスが溜まっていたのかな?
今日の母は植物より人影が気になるようであった。 行く先に人影が見えると、少し不安げに「あそこに人が…」と言った。 私は、不安さを気ずかぬようにして「日曜でもお仕事偉いね」とか「良い天気だから皆お散歩だね」とか話を振った。
施設近くに戻った時「ここのあそこに私いるんだね」と言った。 「やったー」 これは、急変前の自分の居場所を認識できる所まで戻ったという事である。 確実に覚えている事ではないにしても、建物を見て居場所とわかる時があるという事は嬉しい。
|