母のタイムスリップ日記
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2003年04月09日(水) くすっ。いくらなんでも そりゃ…。


 母の所に行き「何処に出かけようね」と聞いてみた。
すると母は、
「○○ちゃん(いとこの名)が連れて行ってくれる所はいつも天国に行っているような気持ちになるから何処でもいいよ」と。
ひょーい!其れは、褒めすぎと言うものでしょう。
私は、次の言葉を失ってしまった。

私、近所をチョコチョコ歩いているだけなんです。

今日はいつもと違う場所に連れ出さなければならない義務感みたいなものがムクムクと湧いてきた。
これは「母の手か?」(冗談)

そんな訳で、久しぶりにいつもと反対の方向に走るバスに乗って隣の町まで出かけた。おやつの時間になったのでお店に入った。
実は、今日はおやつ持参していたのだが まさか お店の中で食べる訳には行かない。
そこで、母にケーキセットを頼んだ。
セットの飲み物はコーラ。運ばれて直ぐ母はコーラを飲み干した。
喉が渇いていたのだろうか?ケーキも食べた。
私の注文した品が届かないうちに母は食べ終えていたのだった。

腹ごなしに、少し歩いた。でも、直ぐに「トイレ行きたいな」だった。
あれだけの量を飲んだのだから当然の事だろう。
ただ、ここは私のエリアではないのでトイレが何処にあるか判らなくて少しウロウロしてしまった。でも、何とか間に合い用を済ませた。
また、あちらこちら歩き、菜の花と桜が綺麗な公園で一休み。
陽も傾き始めるので「帰ろうか?」と聞いてみると「まだいいよ」という。
更に一回りをした。
天国に行ったような気分に成れたのかな?
バス停に着くと「ここは何処ですか?」と聞いてきた。「ここは○○ですよ」と応えた。「へえ、そんなところまで来たのですか?」
判っているのか、はたまた判らないのか…。
でも、ここは天国ではありませんよ。

よく考えてみると母はこんな風に会話できるようになっていた。
口パクで、声も出さずにいた頃があったなんて信じられない。

そういえば、外出前、トイレから出た時、手を洗い、手を拭き、うがいまで全て完璧に一人で出来た。自発的に。
職員さんが、「ほんとに几帳面ですよね」と言った。
そう、几帳面な母が戻ってきたのだ。


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