母のタイムスリップ日記
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2003年04月05日(土) 新しい制度(いよいよリハ開始)

 住民基本台帳を利用された。
其れは、偶然判った。別に悪用された訳ではないのだが…。
自分の意思を強行に主張しないとこんな風に流れの中で使われていくのだろう。
住基のことは、家族で話し合った。でも、結論の出ないままだった。
家族は、皆、嫌だといった。でも、強行に拒否はしなかった。
だから、当然の成り行きなのである。
何で利用されたのか?
其れは、母が年金を受け取る為の手続きに使われたのだ。
今までは、はがきで生存を知らせていた。
今年、誕生月が過ぎてもはがきが届かないので問い合わせた。
すると、「少しお待ちください。調べてみます」との事で調べた結果「住基を使用しましたのではがきは出さなくとも大丈夫です。手続きは済んでます。」という事であった。
「ふーん。知らないうちに使われたな」と思った。
もしかすると、此方が判らないだけで、もう活用されている事って他にもあるのだろう。
意思を強固に主張しないとこういう風になってしまうのだなとあらためて思った。
 もう一つ。
其れは、これから使用するかも知れない制度。
後見人制度だ。
私は、まだ、其れを使うつもりは無いのだが…。
先日の施設との話し合いの中で、後見人制度利用を薦められた。
私自身が必要に迫られてはいない。
でも、施設として揉め事に巻き込まれたくないという事で其れを薦められた。
裁判沙汰になった時を想定しているのだった。
例えば母が突如亡くなったとしてその時に因縁をつけられるのが困るという事だろう。たとえ、私が了解しても離れた家族はどういうか判らないから。
また、家族の遺産相続の際に、施設の人が証人として呼ばれる事も迷惑という事だ。
そういう事があるとは聞くが、件数にしてそんなに高いものなのだろうか?
確かに 今 私と弟達とは兄弟関係が良好とは言えない。
でも、母に異変が有ったとしても訴訟はしないと思う。また、遺産にしてもたいした額でもないし弟が何か言ったら残金はそれなりに処理しようと思っているし…。だから争いが起こるとは思えないのだ。
ここで、後見人制度利用と口にする事の方が亀裂が深くなりそうな気がする。
制度自体 悪い事ではないし困っている人も大勢居られるのだろうけれど、事
今の私達の上では良い方に変わるとは思えない。
私の考え方は、身内に甘いのだろうか?
そうでは無いと信じるのだが…。

と書きながら、母の急変を知らせては見たものの未だ兄弟から連絡は無いままなのだが…。

新しい制度は いろいろ 悩ましい。

午後一で母を家に連れてきた。
訪問リハまで時間が有るのでいろいろの事を試みた。
まず、写し絵。線のはっきりした絵をコピーして其の上に薄紙を置いて写す。
そこまでは、以外に間単に出来た。その後もとの絵を出して色を塗れないかと思った。でも、やはり未だ無理だった。
でも、文字を読む事は出来た。だから、歌詞や短い文を渡せば多少楽しめるだろう。筑紫のはかま取りは危うかった。生を口に入れそうに思えた。でも、実際は食べる訳でなく匂いをかいでいたのだった。けれど出来たのは1.2本程度で作業は無理だった。
そうこうしている内に、理学療法士さんが見えた。
初めは、身体をほぐす事から始った。マッサージと電気お灸。
最初こそ少し熱いといったが直ぐになれて気持ちよくなり眠ってしまった。
母は、横になってもまず眠らない。いくら眠くても眠らない。直ぐ起き上がってしまう習性がある。でも、今日は気持ちよさそうに眠ってしまった。
終ったらゆっくり目を覚まして「気持ちいい」と言った。
その後、立ち上がるリハを数回。
やはり、歩行や立ち上がりに問題は見られないようだった。
でも、これで様子を見て、また来週やって見ましょうという事になった。

夕食は、我が家で摂った。
先日の「かど」それに「たこ」「菜の花のおひたし」「たけのことさつま揚げと白滝の炊き合わせ」「洋風かつおたたきのサラダ」「豆腐となめこの味噌汁」「青豆のお浸し」
全て母の好きなものだ。
ただ、「かど」は一人ではなかなか解せなかった。少し手伝った。
「たこ」と「青豆」はお皿をテーブルに載せた途端お箸で取って食べ始めた。
やはり、ほんとに食べたかったのだな。
きっと、「たこ」なんてお年寄りだからあまり出ないのだろう。

食後、入浴し洗髪をして、施設に送って行った。
まだ、8時前だったが皆就寝していた。急いで布団を敷き、横になってもらった。ゆっくり眠ってくれる事を祈るのみである。


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