刑法奇行
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2002年10月05日(土) 走れコータロー

 授業がはじまり、狂務もあり、それでいて、原稿も・・・、まさに走れコータロー状態である。しかし、忙しいという言葉を宣うのは止めにしよう。恩師も、忙しいことを理由としてはならぬ、とよく言われていた。確かに、総長の仕事に比べれば、ひよこの仕事かもしれない。

 木曜日には、アジア犯罪防止研修所40周年記念公開シンポのパネリストとして法務省に行った。アジアの実務家その他の方々、敷田さんをはじめ日本の実務家の第1人者の方々、そして松尾先生のお顔も見受けられ、「犯罪者の処遇と修復的司法」というテーマで報告した。サイマルの同時通訳の方がついているので、日本語で報告、議論ができることは、とても素晴らしい。外国人と徹底討論するには、これが一番である。不慣れな言語でぎくしゃくするのも馬鹿馬鹿しいのである。所詮、われわれは、ドイツ人にもアメリカ人にもなれないのである。ヤコブスやロクシンなどと、差しでレシーバーをつけて朝まで生で議論するなんてことがあれば、幸せだが・・・。

 アジ研といえば、我らの仲間は鈴木義男先生を思い出すのである。所長時代に、アジ研を訪問したこともある。今は天国で、われわれを見守って下さっているだろうか。先生の、ブレナン裁判官、ブラックのローディクショナリーのRとLの発音を想起する。あの時代が本当に懐かしい。

 一つの時代が終わり、そして、また新たな時代が始まる・・・この繰り返しである。必ず終わりがあり、始まりがある。そのプロセスの中で、われわれは突っ走る・・・コータローのように。コータローといっても、掃除大臣のゾーンではないことに注意!

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