刑法奇行
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2002年06月19日(水) 雨が空から降れば

 昨日は雨がザーザー降っていたが、こういうときは決まって、「雨が空から降れば、想い出は地面にしみこむ」と思わず口ずさむのが習慣となっている。大いにがんばった日本チームに対して、この、別役実作詞、小室等作曲の泣ける歌を捧げたい。「お魚もまた雨の中」なのであり、「雨の日はしょうがない」のである。

 サポーターたちの姿を見ると、やはり若者は何かを求めているし、それもみんなでつながっていたいという気持ちがあるように思える。それぞれの生活があり、それぞれの価値があり、しかし、サッカーについて皆で盛り上がる。ここにソフトな共同体を看取できないだろうか。
 サポーターとはいい表現である。人は必ず誰かのサポーターである。自分も他人も相互にサポーターとなっていることに、今更ながら驚く。いわば必要的共犯である。これが、加害者のサポーター・被害者のサポーター・コミュニティのサポーターとくれば、申し分ない。
 まずは、身の回りの人について、自分は誰のサポーターなのかを一度考えてみるといいかもしれない。

 「しょうがない 雨の日はしょうがない」というフレーズは、エンプチーで、それでいて、何か勇気づけられるから不思議である。

 昨日の夕飯には、生姜を味噌につけて食べるおつまみが、食卓に出ていた。好物の一つである。これが夕飯に出ないときは、まさに「生姜ない」のである。

ジャーニー to 4年後のドイツ


norio

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