刑法奇行
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2002年06月10日(月) 法学会大会と被害者学会

 先週水曜日は、W大法学会大会において、西原先生の基調講演にヒデキ感激であった。学生諸君も熱心に聞いていたが、感激したかどうかは知らない。うちのゼミ生は感激したと言っていたが・・・(N道君は壇上でさすがに緊張したようであったが、キンチョウは夏だけである)。恩師による最後のまとめの中で、新しい共同体という言葉が出たことは嬉しかった。ともかく、74歳とは思えぬ迫力である。賛否両論あることは当たり前田のクラッカーであり、意見が違うことを喜ばなくてはならない。それを越えて人を感激させることはむずかしい。ともかく、何か知らぬが、研究に勇気が出てくる感じがするのである。白けた学生はどうだろうか、と思う。「白け鳥飛んでゆけ、南の空へ、みじめ、みじめ」と、小松の親分さんと一緒に歌いたいのだが・・・。

 金曜日には、被害者学会のため、大阪に行った。梅田近辺で関西弁が飛び交う。曾根崎警察署近くの、昔からよく泊まった「梅田OSホテル」(名前で誤解して欲しくないが、ちゃんとしたビジネスホテルなのだ)の場所を見失った。人の流れについていけない。大阪の江戸っ子一人という感じか。もっとも、今回は、N空君、S仙人、STの会会長も一緒でワイワイであった。学会では、ブレイスウェイト教授の講演とシンポ「被害者支援のプライヴァタイゼーション」が面白かった。修復的司法も何度か問題となった。まさに、ラ・ブーム(たしかソフィー・マルソーが主演だったと思うが)である。このブームはいつまで続くのか。すべてのことと同様に、いつかは終わるだろうが、実践を伴うだけに、比較的長く続くように思う。会場となったO阪市R大の学術センターは素晴らしい。広々としてとてもきれいである。しかし、新宿の雑踏のようなW大にいると、かえって落ち着かない。人がぶつかり合い、擦れ会いながら、という状態がやはり好きである。梅田の方が落ち着くかもしれないが、私の親父ギャクは関西では通用しないと、いつも、D志者のS川さんに言われているだけに、落ち着きが悪い。もっとも、S川さんのギャグよりは私の方がいいと思っているので、この批判を気にもとめてはいないが・・・。

しかし、ギャグの被害者は顕在的にも、潜在的にも多いのかもしれない。来年のシンポは、「親父ギャグとその被害者」というテーマに決まるかもしれない。

ジャーニー to 歴史的勝利


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