刑法奇行
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2002年05月25日(土) 春はあけぼの

 先日、ハルニッシュさんの「ドイツのOK」翻訳書完成打ち上げを、S文堂のH郷さんの企画で、大学近くの「個人まり」した西洋料理店で行った。久しぶりに、西原春夫先生にお会いした。T口先生、院生のI藤君、W邊君も一緒であった。恩師健在である。相も変わらず、「ギンギラギンにさりげなく」である。官房長官の例の諮問委員会から駆け付けて下さった。私が官房長官似といわれているといっても、ニコニコされているだけだったが・・・。
 6月5日の法学会大会で恩師の基調講演が行われる。その内容について若干議論した。恩師は、現代の病める社会において、たとえば神とか御天道様などの絶対的なものの必要性を説かれた。今の風潮である「勝手じゃん」に対抗する手だてを模索することは、私の問題意識でもある。しかし、私は、絶対的なものを求めない。以前、奇行で書いたように、「勝手じゃん」を押さえるのは、「つながり」であると思う。恩師は、つながりは前提としてあるのだといわれた。暴走族にはそれなりのつながりがある。しかし、そのメンバーの一人の愛する彼女が泣きながら脱退を願ったならば、おそらく脱退することだろう。その相手は誰でもいい。いろいろなつながりの中で、強弱がある。最も強いつながりが、暴走族のメンバー達であるから問題なのである。つながりがあるくせに、つながりを求めてるくせに、「勝手じゃん」というからたちが悪い。もっと、素直に行こうではないか。
 その他、中国との付き合い方、学会状況などお話しし、盛りだくさんの料理にも完敗した。とにかく、恩師は、とどまることのない前進の過程にある。「途上にて」という感じだ。依然として、日の出の勢いである。やはり、「春」は「あけぼの」なのである。「ハル」のほうは、メールで添付を少な目に願いたいが・・・。

(追伸)
学会で、MPIの所長がズイーバーになるという、嫌な噂が流れた。ペロンかヴァイゲントじゃないかとほくそ笑んでいたのに・・・。たしかに、Zさんは、EU刑法、情報犯罪など先端学者で、組織力もあるから、妥当な人事かもしれない。しかし、個人的によく知らないこともあるが、一度会食した際、印象が悪かったからいけない。やはり、癒し系ではないからかもしれない。その人といるとホッとするという感じがないからかもしれない。まあ、恩師はZさんと親しいから、Sollenの世界で、親しくなろうとは思っているが・・・。

ジャーニー to ザインとゾレン


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