刑法奇行
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2002年04月28日(日) フランクの公式

 この奇行も1週間に1回というペースになりそうだ。「1週間のご無沙汰でした。」という、「歌のアルバム」玉置宏状態である。先週は、西原研究室仲間の3人にあった。水曜日は、犯社学会の仕事で、酷学院大に行き、A大の髭倉さんに会った。彼は、この奇行を知らなかった。結構登場していることを言っても、関心を示さなかった。おそらく、瞬間的に寝ていたのかもしれない。久しぶりに「へぎそば」を食べた。これはうまかったが、渋谷はどうも好きになれない町だ。年老いたのかもしれないが、若いときから好きでなかった。昔、駅のまわりで迷子になったことのトラウマかもしれない。しかし、若者がこんなところでブラブラしていることがなぜか腹立たしい。「あしたのジョー」は何処へ行ったのか。高校時代、Z会の投書欄で「あさってのジョー」と書いたことを思い出した。
 金曜日は、東洋の魔女大の知り合い関係の集まりで、M藤君に会った。カラオケで、彼は、例によって、上条、尾崎(豊ではない)とお腹から声を張り上げ、絶好調であった。カラオケもマイクも彼には不要である。「ドアをお閉め下さい。」という注意書きもまったく予防効果はない。ドアを開けている状態と同じだからだ。私は、大塚博堂で迫った。「めぐりあい紡いで」とか「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」である。考えてみれば、「卒業」のホフマンに普通はなれないのが当然である。だから感動の映画なのである。ほとんどの中学教師が金八であることが実際ないのと同じである。金八ばかりだとこりゃまた疲れるなー(アンチテーゼである)。
 土曜日は、酷土大のSTの会会長に会った。彼は、この奇行を知っているが、自分がしばしば登場していることを恐れるあまり、見たくないと言っていた。フランクの公式によれば、「見れるけど欲しない」から、中止犯である。しかし、欲しないことがサイコ並の恐怖から由来すれば、それは「見れない」ことに転化する。それはもはや見ることができないのでる。まさに、この公式の無内容さが露呈する。彼は、見たいけど見ることができないのであろう。とすれば、障害未遂である。
 このフランクの公式から、S仙人の結婚問題を考えると、彼は結婚願望があることは確かであり、しかし、結婚できないのであるから、障害未遂である。おそらく、生涯未遂、否、生涯予備、否、生涯犯意で終わることだろう。もっとも、結婚=幸福などという等号はまったく否定されているのが通説・判例だから、意思形成で打ち止めでもいいだろう。ただ、不能犯でないことだけを祈るばかりである。

ジャーニー to 地上の星(中島みゆき2000)


norio

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