刑法奇行
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浩瀚な書3冊いただいた。木村みっちゃんの刑法、平野やすさんの自由と安全、そして、島田そうちゃんの正犯・共犯論だ。まだ礼状を書いていない。この随筆で礼を言ってもおそらく読んでいないから、不能犯か。 みっちゃんの本は本当によく整理してあり、見事である。着実に研究している女性刑法学者の一人である。もっとも、学会で個人報告をしていないのは不思議だが、それはどうでもいい。論文で勝負だからだ。論文以外で勝負しようとする人が誰かは皆知っているのである。 やすさんは、澤下り、否、澤登先生のお弟子さんで、青木さんと同様、國學院の仏研究会で知り会った。静かでいい人だ。地道な研究がこんな大著となった。いろいろ苦労されたと思うが、完成を心からお祝いしたい。 そうちゃんは、恐るべき20代である。正犯・共犯論のジャングルの中に、素朴な問題意識から切り込んだレオかもしれない。個々の問題に対して私も対決しなければならないが、風に立つライオンではなく、風に退くウサギとしては、しんどいなーという感じである。最近の20代はいいねーと、K大のIさんとも話したところである。0代よ、がんばってくれー。
今日は午後から辰巳の答練である。斉藤誠先生、みっちゃん、奥村さんの続きである。辰巳のG藤所長とは、高校、大学が一緒である。高1の時同級であり、彼はバレーボールの選手だったが、胃潰瘍になり、入院し、1年遅れた。今は頑丈そのもので、やり手だ。商魂たくましく、ライオンの風貌がある。彼だったら、ロースクールになっても、確実に生きていけるだろう。それぞれ道は違うが、とにかく生きて行かねばならない。 「われらの狂気を生き延びる道を教えよ」(大江)。
ジャーニー to Dankbarkeit
norio
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