刑法奇行
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トゥナイトが21年目にして終わった。思えば、11PMやその他の深夜番組全盛時代の承継的共犯としてよく頑張ったものだ。「カントク」という通称までできた。懐かしいシーンが想起される。
懐かしいといえば、判例セレクトが16年分を装いも新たにせず、単に1冊になった。もっとも、東洋大の専任講師時代に書いた騎士道事件(回し蹴り事件)は思い出深い。何せ、高裁の裁判長がS史朗先生で、弁護人がS藤君というわけだ。そして私が判例評釈担当で、3人で社会を動かした事件である(妄想は妄予想)。S藤君はフォーカスかなんかに出て嬉しそうだった記憶がある。彼とは、中学、大学、大学院と一緒である。院時代は、人に言えない恥ずかしきことがお互い多かったが・・・、まあそれも青春である。 とにかく、S先生喜寿の編集委員として論文を早く書けえー。 騎士道事件は、我々刑法学者にとって「待ってました」という事件である。理論的に興味深い事件が発生することを待っているというのも、嫌な職業かもしれないが・・・。 ドイツでは、ソフトになったとはいえ、「起訴法定主義」だから、興味深い判例が続々でる。日本では検察止まりで、つまらない。藤木さんはそこに目を付け、検察止まりの事例をたくさんフォローしたわけだ。
とにかく、トゥナイトが終わって、深夜族は何を見るのか。M藤君のようにワンギャルとか・・・。彼は、おそらく全員の名前をフォローしているだろう。昔おにゃん子全員の名前と会員番号を暗記していた驚愕マンである。 私も、夜型は一向に治りそうもない。今も、家族が寝た後、3時頃まで仕事をし、8時頃家族の騒音で起こされるのである。あまり寝ていないが、会議や研究室でよく寝ているから帳尻はあう。 そういえば、髭のN倉さんもほとんど昼間に寝ている。自分のゼミ中にも寝ている。夜寝ていないのであろうが、その時でも、S喜寿を書けないものであろうか。書けないところをみると、きっと、夜もしっかり寝ているのだろう。あとは、夢の中で論文執筆を頼むしかないかもしれない。
ジャーニー to トゥナイト3
norio
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