刑法奇行
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2002年03月26日(火) 卒業式

昨日は、卒業式であった。毎年、法学部だけの式には出るようにしている。今年は今はなき?8号館301ではなく、10号館109であったが、とにかく狭すぎた。
8号館301で、当時学部長の西原先生が壇上から両腕を挙げてさようならと叫んでいたことが昨日のことのように思い出される。あの時も缶ビール1個で、この伝統は、今も受け継がれている。事務所の人によれば、法学部の卒業式は他学部とは異なり、面白いということだ。とにかく応援団はいいー。もっとも、応援団のギャグより、私のそれの方がレベルが高いことは確かだ。
「紺碧の空」を1年春の早慶戦で肩を組んで歌ったとき、ふるえるくらい感動した。「早稲田の栄光」も泣けてくる。もちろん、「都の西北」はいうまでもない。応援団が、今や国歌となっているというのは、言い過ぎだが、これほど有名な大学歌は他にないだろう。
しかし、早稲田出身者が集まると、必ず歌うということも、世間的に非難されている。「早稲田にあらずば人にあらず」と言わんばかりである。K大名誉のM先生によれば、「とかくメダカは群れたがる」ということである。
早大出身者の結婚披露宴でも必ず「都の西北」である。私の時もそうだった。出席者のほとんどが雛壇側にくるという滑稽状態であった。
しかし、卒業生の何人かは歌詞カードを見ながら歌っていた。その場で、単位を剥奪したい気分だった。「早稲田精神の危機」を嘆く刑政S先生の気持ちも分かる。しかし、「早稲田精神」は、所与のものとして存在しているのではなく、各自が追求すべき獲得目標だと思う。各自が信ずる道を邁進した結果として、事後的に、
あれが早稲田精神だったとのかと思うものである。早稲田精神に合わせようとした瞬間に、早稲田精神ではなくなるわけである。以前の愚徹問題と同じである。
とにかく、卒業式、入学式と美しい青春である。
「集まり散じて人は変われど、仰ぐは同じき理想の光」
この歌詞はいい!そして、バカだー、バカだーと果てしなく続いていくのである。

ジャーニー to Auf Wiedersehen


norio

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