刑法奇行
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2002年03月19日(火) Bakada Universitaet

昨日、タクシーに乗った途端に、運転手さんから「あれー、官房長官に似てらっしゃいますねー。」と言われた。「まあ、よく言われますよ。」すると、「あの人も東大ですかねー。」「いや早稲田ですよ。」「お父さん(福田赳夫・・筆者注)のように東大じゃなかったんですね。まあ、早稲田もすごいけど。」ときたのである。そのあと白けた空気が流れた(もちろん、純主観的に)。

早稲田は庶民の大学であることを再認識した。そういえば、バカボンのパパは、「バカだ大学」の出身である。「都の西北早稲田のとなり、バカだー、バカだー」と歌っていたなー。私も留学中、「Neben der Waseda Universitaet gibt es
Bakada Universitaet.」とドイツ人に言っても、まったく受けなかったが、留学中の他の日本人には大受けであった。

研究室に、西原先生直筆の「愚徹」という色紙がある。我々はどうしても小利口に振る舞うことを戒め、愚に徹せよ、ということだ。しかし、本当に愚であり、自然に愚に徹してしまう人もいるが、ここでは、意識的に愚に徹しなければならない。そうなると、愚にならなければならないと自分を統制する必要がでてくるから、翻って、小利口に振る舞う結果となる。愚に徹しようと思った瞬間、小利口になってしまうのである。どう解決すべきだろうか。

いずれにせよ、庶民の大学ならば、庶民の側に立たなければならない。庶民は犯罪の被害者にも、加害者にもなりうる。少なくとも、権力の側には立たない。これは、まさに、修復的司法の思想そのものではないか。

しかし、うちのかみさんとS仙人は、私が官房長官似であることを断固として否定する。昔から知っている人はそう思うのかもしれない。顔にも歴史的展開があるのだろう。
もっとも、S仙人がミスターオクレ似であることは、おそらく生まれたときから変わらないのだろう。

ジャーニー to 天才バカボン


norio

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