刑法奇行
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一橋の青木人志さんから、上記の書をいただいた。ユニークな比較法研究書である。このような研究は、ロースクール時代にますます重要となるだろう。 彼とは、院生時代に、國學院ではじまったフランス刑法研究会(いまはやめてしまったが・・・)で一緒だった。福田平先生のお弟子さんである。福田先生は高校の先輩でもある。まあ、福田先生こそ天才といえる学者かもしれない。 青木さんは、不能犯の日仏比較を研究していて、学会でも報告された。これも面白い研究と思っていたが、閉塞状況の刑法学会にはあわなかったかもしれない。レヴィジオン刑法で天才M教授がとりあげていることはさすがである。 青木さんは、東洋大時代の同僚堀口勝さんつながりで関係もある。世間は狭いなー。 いすれにせよ、研究は地道にこつこつやっていれば、集大成するという当然のことを本書は実証している。また、院生時代にいろいろな外の研究会に参加することも重要であることがわかる(そうでなければ、彼とは知り合わなかったかも・・・)。 この随筆に涙し、感動して読んでいる若き研究者諸君も、できるだけ外に出るよう心がけて下さい。 「書を捨てないで、町に出よう」ということ。 「わかるかなー、わかんねーだろうなー」この漫談家はどこへ行ったのかなー。
ジャーニー to code penal
norio
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