刑法奇行
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2002年02月23日(土) 監禁罪は換金財

21日22日と、法学部入試で監禁状態であった。
可能的自由も現実的自由も完全に侵害されてしまった。監禁の認識を要求する後者の説が妥当であろうが、ときどき居眠りをしたから、その間は監禁が成立しないというのもおかしい。やはり、眠らなければ帰宅の意思が続いているのだから監禁は成立しよう。潜在的意思と仮定的意思という平野論文には泣けてくる。もっとも、契約による正当化という奇抜な佐伯さんにも頭が下がる。いずれにせよ、『監禁罪の研究』という本を若いヤングの研究者が書けばいいのにと思う。住居侵入よりは売れるだろう。だから、監禁罪は換金財なのである。今度、若くはないSTの会の会長に言っておこう。彼は、自分自身を監禁しているから、自分のことを書けば論文になるだろう。きっと、続々まででるに違いない。
まあ、とにかく忙しい。慶應と辰巳の答練問題も作っていないし、今月締切の信山社の『先端法学入門』の原稿もヌルである。
今日は、ゼーア翻訳ワーキングだし、また、入試の監督で鼻炎になってしまった。まさに、トレビエンの正反対である。
じゃーにー to Fruehlingsrolle





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